
2025年1月27日 20時57分 
ことし11月に日本で初めて開かれる聴覚障害者のスポーツの国際大会、デフリンピックへの理解を深めてもらおうと、選手たちを支える最新技術などを紹介するイベントが都内で開かれました。
デフリンピックは4年に1回開かれる聴覚障害者のスポーツの国際大会で、日本で初めての開催となる東京大会がことし11月に開かれます。
27日は、障害者スポーツへの支援に関心を持っている企業などにデフリンピックへの理解を深めてもらおうと、選手たちを支える最新技術などを紹介するイベントが東京 千代田区で行われ、オンラインでの参加者も含めおよそ160人が集まりました。

イベントでは特殊なマイクで複数の発言者を識別し、音声を即時に文字にしてパソコンの画面上に表示する技術などが紹介され、参加者たちは実際にコミュニケーションを取りながら精度を確かめました。
この技術は、聴覚障害者が会議などで円滑なやりとりができるようにと開発されたものですが、デフリンピックに向けてもチームのミーティングなどでの活用が期待されているということです。

また、2017年の大会のバレーボール女子の金メダリストで都内の建設会社で働きながらプレーを続ける中田美緒選手が登壇し、会社のフレックス勤務制度を活用しながら競技と仕事を両立して東京大会への出場を目指していることを話していました。

イベントを主催した東京都生活文化スポーツ局の武川博音 事業推進担当課長は「デフリンピックにどう関わればいいかという部分できょうの話が役に立ってくれればと思う」と話していました。
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