「夢を与えてくれた」小学生がデフサッカー日本代表と交流 秋田
聴覚に障がいがある人の競技「デフサッカー」の日本代表候補の合宿が秋田市で始まった。初日の23日は地元の小学生と手話やサッカーで交流した。
円陣を組み気持ちを高めたのはデフサッカーの日本代表候補の選手たち。23日から秋田市で合宿に臨む。デフサッカーは聴覚に障がいのある人の競技で、選手は試合中補聴器をつけられない。そのため手話やアイコンタクトでコミュニケーションを図りプレイする。
デフサッカー日本代表は2023年の世界大会で準優勝を果たしている強豪。今回の合宿は2025年に国内で開催される聴覚障がい者のオリンピック「デフリンピック」の代表選考の場でもある。
合宿初日の15日は市内の小学生と交流を楽しんだ。子どもたちは真剣な表情で手話を学んだ。
続いてはサッカーに挑戦!子どもたちと選手がチームになって対戦した。和気あいあいとした雰囲気でゲームが進むが国内トップレベルの技術が披露されると圧倒されている様子だった。
参加者は「サッカーを初めてやったけど楽しかった。耳が聞こえないのにサッカーをやっていてすごいと思った。」「耳が不自由な人でも努力すれば日本代表になれるんだと思った。夢を与えてくれた。」と感心していた。
日本代表の松元卓巳主将は「たくさんの子供たちが参加してくれて手話も交えながら耳が聞こえなくてもサッカーができることを子どもが言ってくれたので伝わることはあったのが見えたのがうれしかった。」と頬を緩めた。
代表候補の合宿は25日までで県内の高校との練習試合などが予定されている。
08月23日(金)18:00
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