次世代型近距離無線通信「オーラキャスト」の送信機(左)と受信機

案内や緊急放送、直接耳に 次世代通信、聴覚障害者に光

2026年4月30日 19時31分 (共同通信)

 次世代型の近距離無線通信「オーラキャスト」が聴覚障害者の日常を変えるかもしれない。従来は発信と受信の一対一だった音声伝達が、イヤホンや補聴器など複数の受信機に同時にできるのが特徴だ。駅をはじめ、雑音の多い場所でも乗り換え案内や緊急放送を耳に直接届けられ、外出の不安を解消できると注目されている。

「オーラキャスト」の機器を手にする東京工科大の吉岡英樹講師=東京都港区

 「オーラキャスト」の機器を手にする東京工科大の吉岡英樹講師=東京都港区

 

 オーラキャストは「ブルートゥース」の次世代型。2000年代に開発が始まり、高音質や遅延の少なさといった性能も備える。送信機で音声を流せば、対応するスマートフォンのアプリで文字起こしもできる。

次世代型近距離無線通信「オーラキャスト」の送信機(左)と受信機

 次世代型近距離無線通信「オーラキャスト」の送信機(左)と受信機

 

 「聴覚障害者の生活を大きく変えられる」と指摘するのが、デジタル音響を研究する東京工科大の吉岡英樹講師だ。娘の難聴がきっかけで、オーラキャストに着目。「公共空間ではアナウンスでしか情報が流れないことが多い。緊急時は分かりづらく、電車や飛行機の利用を避ける聴覚障害者もいるが、障壁がなくなるのではないか」と期待する。

「オーラキャスト」による音声伝達(イメージ)

 「オーラキャスト」による音声伝達(イメージ)



記事のポイント! 

次世代型近距離無線通信「オーラキャスト」は、音声をイヤホンや補聴器など複数の機器へ同時に届けられる技術です。駅や空港など聞き取りにくい環境でも、案内や緊急放送を直接受け取れる可能性があり、聴覚障害のある方の外出時の不安を軽減する技術として注目されています。

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原文掲載元はこちら

 https://www.tokyo-np.co.jp/article/485347?rct=national

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