【識者の眼】「難聴への介入は認知症予防の最優先課題か─ACHIEVE試験から日常診療を考える」内田直樹

【識者の眼】「難聴への介入は認知症予防の最優先課題か─ACHIEVE試験から日常診療を考える」内田直樹

登録日: 2026.04.01 最終更新日: 2026.04.01
内田直樹 (医療法人すずらん会たろうクリニック院長)

Lancet Commissionの認知症予防に関する報告(2024年改訂版)で示された14の修正可能なリスク因子のうち、日本人における寄与度を推計した研究が最近発表された1)。それによると、日本では認知症の約39%が理論上予防可能であり、中でも最も寄与度が大きい因子は難聴(6.7%)であった。

難聴が認知機能低下に関与する機序としては、主に以下の3つの経路が想定されている。

•第一に、聴覚入力の減少による脳への感覚刺激の低下
•第二に、聞き取りに過度な認知リソースが割かれ、記憶や思考に充てる余力が減少すること
•第三に、聞こえにくさが会話への参加を妨げ、社会的孤立につながること

これらの要因が相互に関連しながら、認知機能低下を加速させると考えられている。

記事のポイント!

難聴は、単に聞こえにくいだけでなく、脳への刺激の低下や会話機会の減少を通じて、認知機能にも影響しうると考えられています。この記事では、補聴器や聴覚リハビリによる介入が、特に認知症リスクの高い人で役立つ可能性を紹介。補聴器は買って終わりではなく、調整を重ねながら使い続けることが大切だとわかります。

 

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聞こえに不安がある場合は、早めに耳鼻咽喉科への相談をおすすめします。 


元記事はこちら

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