2025/8/21 6:00
著者:才木 希

佐賀県小城市(地図)
佐賀県小城市は20日、聴覚障害者や声を発するのが難しい人がオペレーターを介して自由に通話できる「電話リレーサービス」の利用料を公費負担すると発表した。関連費15万円を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案など14議案を、9月1日開会予定の市議会定例会に提案する。
市によると、同サービスは利用者がスマートフォンのアプリでビデオ通話を使った手話やチャットで内容を伝え、オペレーターがそれを音声にかえて相手とやりとりする。音声を手話などにする逆方向の通訳もできる。国の公共インフラ事業として2021年7月にスタート。市は聴覚障害者ら利便性向上のため公費負担を決め、10人の利用を見込む。市は公費負担は九州の自治体で初めてとしている。
2億1857万円を増額する同予算案では、物価高騰支援策としてハウス園芸やノリ養殖事業者、障害福祉施設などに給付金を支給する事業費2577万円や、災害時に避難所として利用する小中学校などの体育館の空調を整備する事業費900万円も盛り込んだ。
(才木希)
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