2025年10月24日
システムを搭載したタブレットと岡本さん
周南市は話している言葉をタブレットの画面にほぼ同時進行で文字として表示する、難聴の人とのコミュニケーションを支援するアプリを15日から導入した。福祉部の障害者支援課などの窓口で使用している。
同市が導入したのはコミュニケーション支援アプリ「UDトーク」。音声をタブレット端末のマイクで認識し、インターネットで専用サーバーに送り、デジタル処理して画面に表示する。
表示した言葉は保存せず、すぐに削除され、専用サーバーのため話した内容が外部に漏れることもない。同種のシステムはほかにもあるが、UDトークが最も正確に文字化でき、速度も速かったという。
利用料金は月額8万円。このシステムを利用できるタブレットは現在2台だが、増やしても利用料金は変わらない。文字の大きさや色も変えることができる。
同市役所窓口ではこれまで、言葉の聞き取りが難しい、聴こえにくい人に対して筆談で対応していたが、コミュニケーションの円滑化、時間の短縮にもつながりそう。
同課の岡本雄一郎障害者福祉担当係長(41)は「なるべくこういったものを使って伝達の補助をしていきたい」と話している。問い合わせは同課(0834-22-8387)へ。
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