[麻生圭子さん]難聴(1)21歳で両耳とも診断…「子ども時代からピアノの一番上の音だけ高さがおかしい」

[麻生圭子さん]難聴(1)21歳で両耳とも診断…「子ども時代からピアノの一番上の音だけ高さがおかしい」

1980年代、作詞家として、小比類巻かほる、浅香唯、徳永英明、吉川晃司ら多くの歌手に作品を提供し、ヒットを飛ばした。90年代にエッセイストに転身し、京都、ロンドンでの生活を経て、琵琶湖畔の古い家屋を改修して暮らしている。

若い頃から進行性の難聴を抱えてきた。音を電気信号に変換する内耳や聴神経、脳に何らかの問題がある感音難聴で、高い音から徐々に聞こえなくなるタイプだ。

3歳からピアノを習い、音楽に親しんだ。

「今にして思えば、子ども時代から、88鍵あるピアノの一番上の音だけ、ピッチ(音の高さ)がおかしい、気持ち悪いと感じていました」

絶対音感を持ち、音程の聞き取りには自信があった。それだけに、「オーディオの音程がおかしい」「オルゴールの高音が聞こえない」と気づいても、原因は自分の耳ではなく、機械やオルゴールだと思い込んだ。

21歳の時、鼻の不調で受診した耳鼻科で、聴力検査を受けた。医師が検査を勧めた理由については、よく覚えていない。診察室でのやりとりで、何度も聞き返したのかもしれない。

結果を知って驚いた。両耳とも難聴だという。ただ、詳しい検査には進まなかった。「日常生活にも音楽活動にも不自由さを覚えることがなかったから」。きちんと診断を受けたのは、さらに聴力の低下が進んでからになった。



エッセイスト 麻生圭子あそうけいこ さん(66)

麻生圭子さんの写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


【関連記事】

[梅沢富美男さん]難聴 中耳炎で鼓膜に穴が開き、左耳が全く聞こえず

[井上順さん]難聴 耳を酷使して聴力低下

ヘッドホンの大音量で起きる「騒音性難聴」 初期はキーンと耳鳴り…予防するには?

リンク先はYomiDr.というサイトの記事になります。

Back to blog

Leave a comment