スマホを片手に悩む女性

NISAは「自己責任」ではなく「自己決定」で選ぶ。知識不足や国籍、障害を理由に投資を諦めない方法

2026/07/28
言語や障害の壁を越える
山中 伸枝

スマホを片手に悩む女性

投資を始めようと思っても、口座開設や運用商品選びのプロセスに難しさを感じる方は少なくありません。特に外国人の方や障害をお持ちの方の場合、「きっと私にはムリなのでは」と諦めてしまう方も多いようです。今回はそんな「難しさ」を抱えた方たちが上手に投資を始めるために必要なことをお伝えします。

 

「私にはムリ」と思い込んでいませんか?

「私は外国人ですが、NISAは利用できますか?」
「障害があるのですが、投資は難しいでしょうか」

ファイナンシャルプランナーとして相談を受けていると、このような質問をいただくことがあります。

筆者は英語で相談に対応していることもあり、日本で暮らす外国人の方から資産形成について相談を受ける機会が少なくありません。また、社会福祉士の資格を保有していることもあり、障害のある方と関わる機会も多く、「自分にもNISAは利用できるのでしょうか」とご相談をいただくこともあります。他にも「投資に無知なので」とへりくだって、投資を始めたいという気持ちにふたをしてしまう方もいらっしゃいます。

その背景には、「投資は自己責任」という強い言葉が一人歩きしており、「完璧に投資を理解し、責任がとれる状態でないと投資はできない」と高いハードルを設定し、「自分には無理だ」と思い込んでしまっている方が多いのではないかと想像しています。

結論から申し上げると、資産形成は、一部の人だけのものではありませんから、日本語に自信がない、障害がある、知識不足といった理由だけで、将来に向けた資産形成をあきらめる必要は一切ありません。


新NISAは誰もが利用可能。年齢と居住地の条件をおさらい

例えば、税制優遇制度で人気のNISAは日本人だけの制度ではありません。障害があるからできないという制度でもありません。NISAを利用するために必要な条件は、その年の1月1日時点で18歳以上で、日本国内に住所を有する居住者であることです。

年齢は18歳以上ですから、社会人としての経験や金融の専門的な知識を求められることもありません。投資を始めるにあたり、ごく基本的なことを理解し、その後自分なりに学びを深めていただければ良いのです。

日本国内に住所を有する居住者ですから、日本で働く外国人や、日本に生活基盤を持つ外国籍の方も利用が可能です。もちろん障害を理由に利用ができないということはありません。

例えば、外国人の方からは、「日本語が話せないと口座は作れませんか」という質問もよく受けます。繰り返しにはなりますが法律上、日本語能力はNISAの利用要件ではありません。

ただし、金融機関は契約内容や投資リスクについて説明し、本人が理解したうえで契約を結ぶことを求められています。そのため、日本語での意思疎通が難しい場合には、英語などに対応できる金融機関を選んだり、通訳できる方の支援を受けたり、英語で相談できるファイナンシャルプランナーなどに相談したりしながら進めることが現実的です。

 

記事のポイント! 

聴覚障害があること自体はNISAを利用できない理由にはならず、筆談や手話通訳など、自分に合った方法で説明を受けることができます。金融機関によって対応が異なるため、利用できる支援や配慮を事前に確認し、必要な情報を得ながら納得して選ぶことの大切さを伝えています。

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気になる症状がある場合は 

聞こえに不安がある場合は、早めに耳鼻咽喉科への相談をおすすめします。 


原文掲載元はこちら 

 https://media.moneyforward.com/articles/10858?af=summary

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