記事のポイント!
東京都のパラスポーツ観戦会では、聴覚障害や難聴のある方も競技の臨場感を楽しめるよう、多彩な技術が導入されます。音を振動と光に変えて伝える「Ontenna(オンテナ)」や、実況・解説をリアルタイムで文字化する「Pekoe」、視界に字幕を表示するスマートグラスなどが登場。さらに、視覚障害者向けのAI実況も導入され、障害の有無にかかわらずスポーツ観戦を楽しめる環境づくりが進められます。
第1弾として「全日本視覚障害者柔道大会」観戦会の参加者募集
東京都
2026年10月8日 14時19分
東京都のパラスポーツ応援プロジェクト【TEAM BEYOND(チームビヨンド)】では、誰もがスポーツの熱戦とライブ感を余すところなく楽しめる、「TEAM BEYOND観戦会」を開催しています。
今年度は、競技の臨場感や会場の様子を伝えるため、BEYOND観戦会として、新たにAI技術を導入し、リアルタイムで競技状況や実況の音声化を行います。あわせて、昨年度の東京2025デフリンピック観戦会で導入したユニバーサルコミュニケーション(UC)技術も活用し、障害の有無に関わらず、すべての人が「みて」「きいて」「感じて」スポーツを楽しめるインクルーシブな観戦体験を提供します。
また、第1回観戦会となる「全日本視覚障害者柔道大会」の参加者募集を開始します。どなたでも無料で観戦いただけますので、皆様からの御応募をお待ちしています。

※観戦会の詳細は随時、東京都TEAM BEYOND公式HPにてお知らせします。
1.AI・ユニバーサルコミュニケーション(UC)技術を観戦会に導入
今年度の観戦会においては、AI実況や音声解説、視覚・聴覚サポートなど多彩なAI・ユニバーサルコミュニケーション技術を導入し、競技の臨場感や会場の様子をリアルタイムで伝えます。
(1)AI実況

ボールや選手の動きをリアルに表現する実況アナウンスをAIが生成、視覚に障害がある方もスポーツのライブ観戦を楽しめます。
〇対象大会:2027ジャパンパラゴールボール競技大会
(令和9年1月30日(土曜日))
AI実況(Voice Watch)の特徴

◆視覚に障害がある方の「スポーツ会場に行っても何が起こっているのか良く分からない」という声を解消するため、開発されました。モータースポーツの観戦に参加した視覚障害者からは「レースを楽しむことができた」と喜びの声が届いています。
◆カメラでとらえた試合の状況をAIが解析し、リアルタイムで実況音声に変換、観戦者に提供します。
※詳しい情報はこちら:https://www.dentsu.co.jp/showcase/voicewatch.html
(2)RETISSA®VIEWCLEAR™(レティッサビュークリア)
(注)台数には限りがあります。

QDレーザ社が独自に開発した精密に光を操る技術
「VISIRIUM®Technology(ビジリウムテクノロジー)」によって、網膜に映像を直接投影。ピンボケのないクリアな映像を網膜に届けます。
※医療機器ではありません。見え方には個人差があります。
※特定の疾患の治療や補助、視力補正を意図するものではありません。
〇対象大会:第24回アクサブレイブカップ ブラインドサッカー
日本選手権(令和9年2月13日(土曜日))
(3)Ontenna(オンテナ)

音の大きさを振動と光の強さに変えて、音の特徴をからだで感じるアクセサリー型デバイスです。きこえに関わらず、応援のリズムやスポーツの音を体感することができます。
〇対象大会:第28回ジャパンデフバレーボールカップ
(令和9年2月14日(日曜日))
(4)スマートグラス (注)台数には限りがあります。

視界に字幕を表示できるウェアラブルデバイス。会場で配信される実況・解説を文字化してメガネに投影。聴覚に障害がある方の観戦をサポートします。
〇対象大会:天皇杯第52回日本車いすバスケットボール選手権
大会 (令和9年2月27日(土曜日))
(5)CHEERPHONE(チアホン)

クラウドサービスにて提供されるリアルタイム音声配信サービス。スポーツなどのライブエンターテイメントを楽しみながら、実況や解説を聞くことで、より深い観戦体験を提供します。視覚障害のある方の音声解説としてもご利用いただけます。
〇対象大会:全観戦会で導入
(6)Pekoe(ペコ)

会場で行われる実況や解説などをリアルタイムで文字化し、スマートフォン等で表示するコミュニケーション支援サービス。聴覚障害のある方をはじめ、音声が聞き取りにくい環境でも試合の状況や周囲の情報を文字で確認できるため、誰もがスポーツ観戦を楽しむことができます。
〇対象大会:全観戦会で導入
2.「全日本視覚障害者柔道大会」観戦会の参加者募集
今年度1回目の観戦会として、「全日本視覚障害者柔道大会」の参加者を募集します。
ガリットチュウ福島さんと観戦する国内最高峰の戦い!

パリ2024パラリンピックでは金メダル2個を含むメダル4個を獲得した視覚障害者柔道。巧みにバランスを崩しあい、豪快な投げ技も飛び出す試合は、一瞬も見逃せません。ゲストはお笑いコンビ、ガリットチュウの福島善成さん。ブラジリアン柔術で世界一に輝いたこともある、格闘技好きの福島さんと、楽しく深く、視覚障害者柔道の魅力を味わいます。観戦会終了後、希望者は出演者との記念撮影などを行う「交流会」にも参加いただけます。
■概要
日時:令和8年11月29日(日曜日)
9:50~12:00予定 観戦会(男女各階級の予選)
午後(希望者のみ) 観戦会(男女各階級の決勝)/交流会
会場:講道館 新館7階大道場 (〒112-0003 東京都文京区春日1丁目16-30)
※アクセス: https://kdkjudo.org/access/
都営地下鉄 三田線/大江戸線春日駅下車(出口A1・A2)徒歩1分
定員: 100名
当日の受付: 9:20開始
出演者:

【観戦ナビゲーター】
宮崎 恵理(みやざき えり) (スポーツライター)
1998年の長野パラリンピックを機に障害者スポーツの取材に携わり、雑誌、インターネット媒体などで執筆。著書に『心眼で射止めた金メダル』『希望をくれた人』『みんな ちがって、それでいい』。2023年から「TEAM BEYOND」観戦会ナビゲーター。

【ゲスト】
福島 善成(ふくしま よしなり) (お笑い芸人/ガリットチュウ)
高校まで柔道に取り組む。6年前から体調不良を解消するためブラジリアン柔術を始めると、みるみる上達。2023年のワールドマスター柔術選手権で世界一に輝くと、2025年European柔術選手権・紫帯ライト級マスター4でも優勝を果たした。お笑いコンビ「ガリットチュウ」は今年で芸歴30周年。
関連ページ
聞こえが気になる方は、以下のページも参考にしてください。
今の聞こえの状態を簡単に確認したい方へ
▶ 聞こえづらいと感じたときのセルフチェック
難聴の原因や種類を整理したい方へ
▶ 難聴とは?(原因・症状・種類)
まず何をすればよいか知りたい方へ
▶ 聞こえづらいと感じたときの対処法
補聴器の基本を知りたい方へ
▶ 補聴器の種類と選び方
気になる症状がある場合は
聞こえに不安がある場合は、早めに耳鼻咽喉科への相談をおすすめします。
