デフリンピック陸上100m代表・冨永幸佑選手、後半の加速を磨く「全て出し切る走りをしたい」

デフリンピック陸上100m代表・冨永幸佑選手、後半の加速を磨く「全て出し切る走りをしたい」

2025/07/27 10:28

大会に向けて調整する冨永選手

大会に向けて調整する冨永選手


 聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック東京大会」(11月、読売新聞社協賛)の陸上男子400メートルリレーと100メートルの代表に内定している熊本学園大4年の冨永幸佑選手(21)が大会本番に向け、調整に励んでいる。「楽しみつつ、力を全て出し切る走りをしたい」と意気込む。

 昨季まではスタートダッシュで力み過ぎ、後半に失速するレースが多かった。ウェートトレーニングで筋力アップを図るとともに、効率良く地面に力を伝えられるようフォームを改善した。後半の加速をテーマに走りを磨いている。

 5月の日本デフ選手権男子100メートル決勝では11秒23の3位に入り、同月の記録会では自己記録を0秒10更新する10秒89をマークした。スタートをスムーズに切れるようになったことで「余力を残し、その力を後半に生かせている」と、陸上部の高橋恭平監督は説明する。

 日本が400メートルリレーで金メダルを獲得した昨年7月のデフ陸上世界選手権(台湾)に出場した冨永選手は、決勝のメンバーには入れなかった。一段レベルを上げ、今季はいい流れできている。「自分の活躍でデフリンピックをもっと知ってもらえるよう、リレー、100メートルでメダル獲得を目指す」。東京で成長した姿を見せるつもりだ。(丸山一樹)


リンク先は讀賣新聞オンラインというサイトの記事になります。


 

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