2025/07/28 12:05

Waiveの杉本善徳
来年1月に解散するロックバンド、Waiveのギター、杉本善徳が26日に更新したブログで、解散に至ったのは自身の体調不良が理由と明らかにした。
Waiveは2000年に結成し、05年に解散。10年からは「解散」のスタンスを貫いて不定期で公演を行ってきたが、23年4月に「再結成」を発表すると同時に26年1月4日の東京・日本武道館公演をもって解散すると発表した。
杉本はブログで「実は、数年前から、耳や首・手首・指など身体のいろいろなところに異常を感じていました。まず、聴力に関しては、過去に一度突発性難聴を発症したことのある左耳に、最近では重ねてメニエールを発症しました。それらを受けて、医師からも『大音量の環境を避けるように』と注意をされている状態にあります」と体調の異変を告白。
「また、首に関しては、頚椎の損傷から背中や腕に痺れが発生していたり、両手首と指の損傷も相まって、ギターを弾く際に思うように力が入れることができない日があったり、痛みを避けるためにステージ上での動きも制限している状態が続いています。特に首に関してはアクションによって激痛が走ることや、姿勢によって痺れが強くなることから、すでに思うようにステージングができていないのが現状です」と説明した。
複数の医師に相談したところ、「少なくとも今のコンディションのままでは、これ以上のライブ活動を続けていくことは難しい」と判断したという。治療に専念し、「このように身体的なダメージが具体化してきたことが、今回の決断への大きな『キッカケ』になりました」と明かした。
また、バンドそのものを残す可能性もあったが、「Waiveの活動目的が『ただただ意味なくダラダラと続けること』になってしまうのは違うと感じました」。10年からは公演は数年に一度行っており、「すでにそのやり方では限界に達していると感じる要素が多々あり、それは、多かれ少なかれメンバーそれぞれに共通している感覚だということが、各々との会話の中で明白でした。だからこそ、このまま『いつの間にか動きがなくなり、具体的な最後がいつだったのかわからないような』フェードアウトをしていくのではなく、自分たちで意志を持って、きちんと終わらせるべきだと考えたのです」などと苦渋の決断だったとした。
「あらためて、結成からこれまでの約25年の中で出会ってくれた全てのあなたと、そして、もしかしたら解散後に触れてくれることになる人も含めたすべてのファンの皆さんとの出会いを誇らしく思っています。わがままだと思いますが、今はただ心からの感謝とともに、精一杯の恩返しを武道館でしたいと思っています」と感謝。今後に向けては、「身体の諸々については、すでに治らないと言われている箇所もいくつかあるけれど、それ以外は順に時間をかけてでも治療していこうと思います」とつづった。
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