手話でスピーチをする愛媛県立松山聾(ろう)学校の村上黎央菜さん=2026年8月16日午後1時54分、東京都千代田区の有楽町朝日ホール、瀬戸口翼撮影

手話で世界を切り開く 松山聾学校・村上さん、手話スピーチコン出場

2026年8月18日 10時30分 
倉持裕和

手話でスピーチをする愛媛県立松山聾(ろう)学校の村上黎央菜さん=2026年8月16日午後1時54分、東京都千代田区の有楽町朝日ホール、瀬戸口翼撮影
手話でスピーチをする愛媛県立松山聾(ろう)学校の村上黎央菜さん=2026年8月16日午後1時54分、東京都千代田区の有楽町朝日ホール、瀬戸口翼撮影


 第43回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト(全日本ろうあ連盟、朝日新聞厚生文化事業団、朝日新聞社主催、NEC協賛)が16日、東京・有楽町朝日ホールで開かれ、愛媛県内から松山聾(ろう)学校高等部1年の村上黎央菜(れおな)さん(15)=松山市=が出場、手話への誇りと自分らしく生きることの大切さを表情豊かに訴えた。

 家族みんなが聴覚に障がいがある「デフファミリー」で育った村上さん。表情や視線で相手の気持ちを読み取る力を養い、聾学校で手話を習ったが、言葉がすれ違うもどかしさが拭えずにいた。

 「ろうの世界の美しさ」を感じたのはろう俳優の日本手話に出会った時のこと。それまで「静かで寂しげな白黒」だった手話のオーラが、「速く、激しく、豊かに舞う」手の動きによって、「鮮やかな光」に一変した。

 さっそく日本手話を学び、自分の本当の言葉として語れるようになったといい、「これからも自分の言葉で世界を切り拓(ひら)いていきます」として発表を締めくくった。

 終了後、村上さんはこう話した。「家族をはじめ多くの人のおかげでここまで来られました。言いたいことは言えました。手話は私の誇りです」


記事のポイント! 

デフファミリーで育った村上さんは、日本手話との出会いによって「自分の本当の言葉」を見つけたと語ります。手話を単なるコミュニケーション手段ではなく、自分らしさや誇りにつながる大切な言語として捉え、「自分の言葉で世界を切り拓いていく」という力強い思いを伝えたスピーチです。

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原文掲載元はこちら 

 https://www.asahi.com/articles/ASV8K4QRCV8KUNBS00JM.html?iref=pc_ss_date_article

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