02月06日 17時13分

聴覚に障害のある人たちが手話やイラストなどを使って接客する「サイニングカフェ」と呼ばれる全国でもめずらしい取り組みが、山形市で始まることになりました。
山形市内に設けられる「サイニングカフェ」は、さまざまな違いを認め合える場を作ろうと、山形市の遊び場「コパル」のカフェを改装して、ことしの4月から、土日や祝日を中心にオープンする予定です。
2日に説明会が開かれ、カフェでは、手話や音声を文字に変換するアプリ、それに、メニューのイラストが書かれたカードなどを使った接客を検討しているほか、どんな人でも集えるように一部のメニューは流動食や刻み食といった形でも提供できるようにするということです。
また将来的には、障害のある若者たちが職場体験ができる場所にもしていきたいとしています。
現在、県立聾学校の生徒や卒業生を対象にアルバイトを募集していて、説明会に参加した県立聾学校高等部の女子生徒は「接客の仕事は苦手だと避けてきましたが、説明会を聞いてやってみたいと思いました」と話していました。
カフェを運営する合同会社ヴォーチェの佐藤奈々子代表は「障害だけでなく、さまざまな違いを認め合って人がつながれる場所にしていきたい」と話していました。
リンク先はNHKというサイトの記事になります。
