Naoko
足立区暮らし案内人(東京都足立区)
4/9(水) 7:01
足立区竹の塚には、9割以上の人が思わず寝落ちしてしまうという、極上のドライヘッドスパがあります。このサロンを運営するのは、手話が使える人。耳が聴こえない方でも安心して利用できる工夫がされているそうです。今回は、そんなドライヘッドスパを実際に体験してきましたので、その様子を詳しくお伝えします。
ネオチッタは竹の塚5丁目にあります

ドライヘッドスパのネオチッタは、竹ノ塚駅東口側、竹の塚5丁目にあります。
幻想的な空間で、まずは脳の疲労度をチェック
店内には癒しの空間が広がっていました。写真にあるクラゲは実際には映像として動いていて、ソファに座っただけで眠りに落ちてしまいそうです。
まずはここで、カウンセリングシートに記入して、脳の疲労度をチェックしてもらいます。

筆者は「C」の欄に多くチェックが付きました。詰め込みすぎパンパンタイプ、目を休ませてぼんやり時間を作ることが大切なのだそうです。

耳が聴こえなくても安心の仕掛けがたくさん
ドライヘッドスパ「ネオチッタ」を営むエリコさんは、手話ができるだけでなく、ご自身も片耳に難聴の障がいがあります。だからこそ、聴覚に障がいのある方に寄り添った工夫や配慮が、随所に見られました。

ドライヘッドスパの流れを説明するパネルや、スタッフの方が入室するときに光で知らせてくれるライトなど、充実しています。

ドライヘッドスパのメニュー
ドライヘッドスパは60分・75分・90分のコースがあり、新規利用で7,800円(税込)〜。来店回数に応じてお得な割引があるほか、針を使わずに高周波プラズマを使い肌の奥へアプローチするプラズマニードルのコースもあります。
ドライヘッドスパを体験
今回はお店のご厚意でドライヘッドスパ60分コースを体験させていただきました。

ドライヘッドスパ体験の様子
写真は明るく見えますが、実際にはもう少し薄暗い室内で施術が行われます。
目元にガーゼとアイマスクをそっと乗せ、頭皮に炭酸スプレーをシュッ。ひんやりとしたシュワシュワ感が頭全体に広がり、いよいよヘッドスパのスタートです。
静かな空間で頭がじんわりとほぐれていき、気づけば、眠ってしまっていました。

エリコさんによると、ドライヘッドスパ中の寝落ちには、身体と心に多くのメリットがあり、たった10分の寝落ちでも8時間分の睡眠と同じくらい効果的なのだそうです。
店内に掲示された「東京デフリンピック」ポスター

ヘッドスパの施術が終わり、ぼんやりとした心地よさに包まれながらソファに腰掛けていると、ふと目に入ったのが三枚のポスター。そこには、今年東京で開催されるデフリンピック「TOKYO 2025」の文字と、たくさんの応援メッセージが集まっていました。
「今年、東京で初めてデフリンピックが開催されるんですよ」とエリコさん。デフリンピックとは、聴覚に障がいのある選手たちが参加する国際的なスポーツ大会。パラリンピックとはまた別の歴史ある大会で、世界中からアスリートが集まります。

筆者もペンを取り、応援の言葉を添えました。
「安心して来てほしい」想いがあふれる場所

ネオチッタの鈴木エリコさん
ネオチッタには、単にリラックスできる空間というだけでなく、聴覚に障がいを持つ方でも安心して過ごせる「やさしさ」が息づいています。それを体現しているのがセラピストでありオーナーである鈴木エリコさんです。エリコさんは、ホテルマン、ウェディングプランナー、区役所の相談員など、これまでさまざまな立場で人と向き合ってきました。そして今、ネオチッタという癒しのサロンを通じて、癒しを求める人に寄り添っています。

ご自身も左耳が聴こえない「片耳難聴」という障がいをお持ちで、手話も習得。その経験をもとに、耳の聞こえないろう者と手話学習者をつなぐ交流の場「つながる手話べりタイム」という活動も行っています。
デフリンピック応援ポスターの掲示は開催まで続けるそうです。訪れた人の応援メッセージも少しずつ増えています。ネオチッタを訪れた際には、ぜひメッセージを書き込んでください。
【関連情報】
店舗名:手話が使えるドライヘッドスパ専門店「ネオチッタ」
住所:東京都足立区竹の塚5丁目31−8 501
営業時間:10:00〜20:00(※完全予約制)
関連リンク:【ホームページ】【Instagram】【公式LINE】
ろうしゃとつながる手話べりタイム【ホームページ】
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