公開日時 2025年05月23日 05:00
更新日時 2025年05月23日 13:31

手話喜劇の「アラマンダ」無料の東京公演を目指す クラファン呼び掛ける 沖縄クラウドファンディングへの協力を呼びかける(左から)ハイビスカスパーティーのゆか、大屋あゆみ、又吉ごはん=20日、那覇市泉崎の琉球新報社
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よしもとエンタテインメント沖縄所属の芸人らで構成され、手話を使ったコメディー劇を届ける「劇団アラマンダ」(座長・大屋あゆみ)が、長年の目標としてきた東京公演の実現に向けてクラウドファンディングを始めている。目標金額は300万円で、達成すれば8月に東京都で無料の長編コメディー劇を公演する。クラウドファンディングの実施期間は6月16日まで。4月22日に開始し、現在は約40万円ほどが集まっているという。
劇団アラマンダは、聴覚に障がいのある両親の元で育った大屋が、「耳の聞こえない人にも楽しめるコメディーをつくりたい」という思いから2018年に旗揚げした。現在の劇団員は8人。年に1回の新作公演を開催するほか、県内外のイベントに参加するなど精力的に活動している。
東京公演の開催実現に向けて動き出したきっかけについて、大屋は「今年11月に東京でデフリンピックがある。勝手な思いではあるが、デフリンピック前に東京で公演を開催して、デフリンピックの盛り上げにつなげたい」と笑顔を見せる。
クラウドファンディングの目標金額は4段階で(1)70万円未満は、手話監修代や稽古部屋代など劇団の活動費として使用(2)70万円以上170万円未満は、東京で大屋による講話と手話講座を実施(3)170万円以上300万円未満は、東京で手話ショートコメディー公演と大屋の講話を開催(4)300万円以上は東京で手話長編コメディ公演と大屋の講話を開催―という内容になっている。東京公演は8月3日を予定しており、開催場所は大田区の大田文化の森ホール、観覧料金は無料。
大屋は「目標を4段階に分けてはいるが、本音は劇団メンバー全員で長編コメディーをやりたい。劇団立ち上げ時から東京公演開催という目標があったため、どうしても300万円を達成したい」と、多くの協力を呼びかけた。
クラウドファンディングの詳細は(https://cf.fany.lol/projects/4171)から。問い合わせはよしもとエンタテインメント沖縄、電話098(861)5141。
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