2026年7月2日 12時45分 Medical DOC
「聴神経腫瘍」のサイン? 片耳の“あの違和感”と3つの初期症状
聴神経腫瘍の初期症状は、耳鳴りや片耳の聞こえにくさ、歩行時のふらつきなど、日常生活のなかで見過ごされやすいものが少なくありません。「疲れのせい」「加齢によるもの」と判断されやすいこれらの症状が、実は腫瘍のサインである可能性があります。初期に現れやすい症状の具体的な特徴と、見分けるためのポイントを丁寧に解説します。

監修医師:
大津 和弥(医師)
三重大学医学部卒業。三重大学附属病院で研修。市立四日市病院、三重大学附属病院などに勤務後、国立がんセンター東病院研修。三重大学附属病院 耳鼻咽喉・頭頸部外科 講師を務め、小松病院で一色信彦、田邊正博の音声外科医師の指導の下音声外科手術を研鑽。市立ひらかた病院耳鼻咽喉科部長、市立ひらかた病院耳鼻咽喉科主任部長、音声外科センター長などを歴任。大阪医科薬科大学臨床教授。現在は大津耳鼻咽喉科・ボイスクリニック 院長。
聴神経腫瘍の初期症状①:見落としやすい初期サインとその特徴
このセクションでは、聴神経腫瘍の初期に現れやすい症状について具体的に解説します。初期症状は日常生活の中で見過ごされやすいものが多く、発見が遅れる原因にもなっています。
一側性難聴(片耳だけの聞こえにくさ)
聴神経腫瘍の初期症状として最も多く見られるのが、片側の耳の聞こえにくさ(一側性難聴)です。両耳同時に症状が出るのではなく、一方の耳だけが聞こえにくくなるのが特徴で、「電話を取るときに左耳だと聞こえにくい」「人の声が片側からだと聞き取りにくい」といった形で気づく方が少なくありません。
この難聴は徐々に進行する「緩徐進行型(かんしょしんこうがた)」と、突然悪化する「突発性難聴(とっぱつせいなんちょう)型」の2通りがあります。突発性難聴として扱われ治療を受けたものの改善が見られない場合に、精密検査を行った結果として聴神経腫瘍が発見されるケースも報告されています。片側だけの難聴が続く場合は、原因を調べるための検査を受けることが重要です。
難聴の自覚がなくても、聴力検査で片側だけの低下が見つかることがあります。聴神経腫瘍は発見までに数年かかることもあり、定期的な聴力チェックも早期発見の一助になります。
記事のポイント!
片耳だけ聞こえにくい、片側の耳鳴りが続く、ふらつきを感じるといった症状は、年齢や疲れのせいと思って見過ごされがちです。この記事では、聴神経腫瘍で見られやすい初期症状をわかりやすく整理し、耳の違和感を放置せず耳鼻咽喉科で確認する大切さを伝えています。
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気になる症状がある場合は
聞こえに不安がある場合は、早めに耳鼻咽喉科への相談をおすすめします。
