(中略)
《不調11》難聴

【概要】
加齢とともに内耳の有毛細胞(音を電気信号に変えて脳に伝える細胞)の損傷が進むと、加齢性難聴が起こります。
耳からの情報量が減ると脳の活動が低下するだけでなく、会話がおっくうになるなど社会的コミュニケーションが減り、認知症のリスクを高めることも。
【対策】
有毛細胞は一度ダメージを受けると再生しないため、イヤホンやヘッドホンで大きな音を長時間聴くことは避けてください。
聞こえが悪いと感じたら耳鼻咽喉科を受診し、補聴器も積極的に使いましょう。
補聴器はこまめな調整が必要なので、補聴器に詳しい医師を見つけることも重要です。
(中略)
構成: 山田真理
イラスト: こやまもえ
出典=『婦人公論』2024年6月号

宮尾益理子
医学博士・アットホーム表参道クリニック副院長
東京大学大学院加齢医学講座修了。同大学医学部附属病院老年病科、関東中央病院代謝内分泌科、同院健康管理センターを経て2018年より現職。03年、東大病院に女性総合外来を開設し、現在も外来を担当している
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