加齢に伴う身体機能の変化
加齢に伴う身体機能の変化により、体を動かすことが難しくなってきます。
加齢に伴う身体機能の変化
- 歩幅の減少やすり足
- 動作緩慢
- 筋肉量の減少
- 可動関節域の現象
- 骨密度の低下
- 感覚器の鈍化
- 血圧の乱れ
- 肺活量の低下 など
身体機能の低下を防ぐためには、①日常の生活の中で動く時間を増やす、②食事(たんぱく質をしっかり摂る)、そして③社会への積極的な参加です。
- 日常の生活の中で動く時間を増やす
・散歩する。
・家族と出かける。
・友人を訪ねる。
・仕事や家事の合間に身体を動かす。
・地域のイベントに参加する。
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」では、今よりも10分多く毎日体を動かすことを「プラス10」という言葉で呼びかけ、今より少しでも身体を動かすための具体的な方法を示しています。
健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)厚生労働省(PDF)
- 食事(たんぱく質をしっかり摂る)
シニア世代はタンパク質が不足すると筋肉量が低下し、フレイル(健康と要介護の間)の状態に陥りやすくなります。
フレイルを予防するには、シニア世代でも若年層と同じ量のタンパク質を摂取することが必要です。
・朝食、昼食、夕食の3食全てにおいてバランスよく摂取する
・肉や魚、卵や牛乳などの動物性タンパク質を摂取する