2026年5月19日(火) 08:00
現在のように聴覚に障害がある人も車の運転免許を取得することができるように法改正されたのは、盛岡の男性がきっかけだったことをご存じでしょうか。
その物語をマンガにした本が3月に出版されました。

「漫画運転免許裁判~盛岡からの手紙~」。3月に出版された本です。
今からおよそ60年前、1968年から74年にかけて行われた、聴覚障害者の運転免許に関する裁判について、実際にあった出来事がまとめられています。
かつて耳が聞こえない人は、車の運転免許を取得することができませんでした。

「もう嫌です。法律が間違っているのなら、法律の方を変えさせるべきです。僕は裁判で闘います!」
その現状に憤りを感じ、裁判を起こすことを決意したのが当時25歳だった聴覚に障害のある盛岡の青年、樋下光夫さんだったのです。
樋下さんの裁判は全国的な運動へと広がり、やがて国を動かすことにつながりました。

現在は聴覚に障害のある人でも、補聴器を使用して10mの距離で90dB(デシベル)の音量の警音器の音が聞こえれば、すべての運転免許が取得できます。
また、聞こえない人でも聴覚障害者標識を表示し、ワイドミラーを設置すれば、普通自動車などの運転免許を取得することができます。
記事のポイント!
かつて聴覚に障害のある人は、車の運転免許を取得できませんでした。記事では、その制度に異議を唱えた盛岡の青年・樋下光夫さんの裁判が、全国的な運動へ広がり、法改正につながっていった経緯が紹介されています。さらに、その実話をもとにしたマンガ本の出版を通じて、ろう者の暮らしや社会参加、差別解消への思いを今に伝える内容となっています。
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