まいどなニュース情報部 2026.05.23(Sat)

イヤホン・ヘッドホンの使用頻度が高い若年層ほどスマホ難聴の認知率が低い傾向 ※画像はイメージです(maru54/stock.adobe.com)
みなさんは、大音量のイヤホン・ヘッドホン利用で内耳の細胞が傷つき、高音が聞こえにくくなる「スマホ難聴(イヤホン難聴)」を知っていますか。マーケティング・リサーチ会社の株式会社クロス・マーケティング(東京都新宿区)が実施した「耳に関する調査(2026年)」によると、スマホ難聴(イヤホン難聴)の認知率は、イヤホン・ヘッドホンの使用頻度が高い若年層ほど低い傾向にあることがわかりました。
調査は、全国の20~79歳の男女2400人を対象として、2026年3月にインターネットで実施されました。

イヤホン・ヘッドホンの使用状況(提供画像)
まず、「直近1カ月間のイヤホン・ヘッドホンの使用状況」を調べたところ、「使用した」とした人は43%で、特に20代で57%、30代で51%と半数を超えました。
また、「使用頻度」については、「ほぼ毎日」(30%)が最も多く、「週に2~3日程度」(22%)、「週に4~5日程度」(21%)が続き、「ほぼ毎日」使用している人は、20代(33%)と30代(37%)、40代(35%)で3割を超えました。

イヤホン・ヘッドホンの保有タイプと使用シーン(提供画像)
「保有しているイヤホン・ヘッドホンのタイプ」は「有線イヤホン」(45%)と「ワイヤレスイヤホン」(58%)が主流で、特に20代では「ワイヤレスイヤホン」の保有が66%で最も高くなりました。
さらに、「使用シーン」については、「音楽を聴く」(72%)や「動画配信・共有サービスの視聴」(50%)に回答が集まり、20代の「音楽を聴く」は80%に達しています。

スマホ難聴、イヤホン/ヘッドホン難聴の認知率(提供画像)
次に、「スマホ難聴、イヤホン/ヘッドホン難聴の認知率」を調べたところ、スマホ難聴の「名前も内容も知っている」は10%、「内容は知らないが名称は聞いたことがある」は32%と、合わせて42%が認知していることがわかりました。
また、イヤホン/ヘッドホン難聴では「名前も内容も知っている」が19%、「内容は知らないが名称は聞いたことがある」が37%と、あわせて56%が認知している一方で、スマホ難聴、イヤホン/ヘッドホン難聴ともに、若い年代ほど認知率は低い傾向が見られました。

イヤホン/ヘッドホン難聴への不安度(提供画像)
続けて、「イヤホン/ヘッドホン難聴への不安度」を調べたところ、全体の38%が「不安を感じている」と回答。イヤホンやヘッドホンの利用頻度が高い20代(41%)と30代(40%)でやや高くなっています。

耳のために行っていること(提供画像)
そこで、「耳のために意識的に行っていること」を尋ねたところ、「テレビ・ラジオの音量を控えめにする」(19%)、「音楽の音量を控えめにする」(15%)、「イヤホンやヘッドホンの長時間使用を避ける」(13%)といった回答が上位に挙がりました。
記事のポイント!
スマホやイヤホンを日常的に使う若い世代ほど、「スマホ難聴」「イヤホン難聴」への不安を感じている一方で、その内容を十分に理解している人は多くないことが調査で示されました。特に20代・30代ではイヤホンやヘッドホンの使用頻度が高く、音楽や動画視聴などで耳を酷使しやすい状況がうかがえます。音量を控える、長時間使用を避けるなど、日々の使い方を見直すきっかけになる記事です。
関連ページ
聞こえが気になる方は、以下のページも参考にしてください。
今の聞こえの状態を簡単に確認したい方へ
▶ 聞こえづらいと感じたときのセルフチェック
難聴の原因や種類を整理したい方へ
▶ 難聴とは?(原因・症状・種類)
まず何をすればよいか知りたい方へ
▶ 聞こえづらいと感じたときの対処法
補聴器の基本を知りたい方へ
▶ 補聴器の種類と選び方
気になる症状がある場合は
聞こえに不安がある場合は、早めに耳鼻咽喉科への相談をおすすめします。
