[2026年3月31日8時0分]
あなたにも起こる加齢性難聴<25>
「補聴器療法」で改善が見られない場合は、体外装置と体内装置からできている「人工内耳」での対応となります。体内装置は体内に埋め込むので、手術が必要になります。では、人工内耳の手術はどのように行われるのでしょう。
人工内耳の手術は全身麻酔で行います。そして、「耳後切開」と言われているように、耳の後ろを5~7センチくらい切って骨を出します。その骨を削っていくと音を伝える骨が少し見えてきます。これを目安に、さらに骨を鼓膜の裏側に向かって削ります。ここには顔、味覚の神経が走っていて、3ミリしか切る幅がありません。そこを1・5ミリのドリルで削ります。
神経を傷つけないように、最も術者が気をつかう場所です。すると、中耳に到達し、内耳の入り口が見えるようになります。入り口の膜を切開して電極を手作業で入れます。その電極のサイズは1・6~3センチまでです。電極以外に、体内装置の本体があります。それは耳の後ろの皮膚と骨の間に入れます。
人工内耳を入れ終わると、皮膚のところは縫い合わせて手術は終了です。入院期間は、早いと5日間程度です。合併症が少ないこともあって、早めの退院になってきています。
記事のポイント!
補聴器で十分な改善が得られないとき、人工内耳という選択肢があります。手術はどのように行うのか、どれくらいで退院できるのか、片耳と両耳はどう考えるのか――人工内耳の基本が短時間でつかめる記事です。読後に「自分はいま何を確認すべきか」が見えやすく、聞こえの状態整理や次の行動につなげやすい内容です。
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元記事はこちら
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