この1年、みんなの心に残った音は？
補聴器メーカーのリオン（東京都）が実施したインターネット投票で、野球の国・地域別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で世界一に輝いた日本代表「侍ジャパン」に寄せられた大歓声が選ばれた。
スポーツに関連した音の他にも、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行したことにちなんだ音などが上位にランクインした。
調査はリオンがあらかじめ選定していた「心に残った音」の候補に投票してもらう形式で、1000人が複数回答で選んだ。
侍ジャパンのWBC優勝は半数近い428票を集め、堂々の1位に選ばれた。
2位は新型コロナの5類移行により、全国各地で夏祭りが再開したことを踏まえ、「日本各地で開催された花火大会やお祭りの音」（328票）だった。
3位は「紛争地帯における爆発音」（272票）。イスラエルとパレスチナの軍事衝突が続いていることなどが影を落としたとみられる。
スポーツに関連した音にも票が集まった。
4位は「38年ぶりに阪神タイガースが日本一になった時の歓声や街中の盛り上がり」（268票）、5位には「バスケットボールやバレーボールなど多くの競技において五輪出場が決まった時の歓声と雄たけび」（235票）が入った。
投票の対象になった音以外にも、急速に進化を続ける生成人工知能（AI）を念頭に、「ニュース原稿を読む生成AIの音声」などの回答が寄せられた。【松尾知典】
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