盲導犬など、障害のある人をサポートする犬「補助犬」の役割について知ってもらおうと、高松市の小学校で出前授業が行われました。
(茅原淳記者)「補助犬には、『盲導犬』のほか手足が不自由な方を助ける『介助犬』、耳が不自由な方を助ける『聴導犬』がいます」
補助犬の出前授業は、障害者への理解を深めるきっかけにと「高松市障害者を守る会」が屋島東小学校で開いたものです。
5年生の児童の4人が、介助犬と聴導犬のサポートを体験しました。
聴導犬はインターホンが鳴ったことを知らせてくれます。
(音ピンポン)
「立ち上がってどうぞ。ついて行って。うまいうまい。そうそう」
(聴導犬のサポートを体験した児童)
「音とかが鳴ったときに、ちゃんと飛びついてくれたりしてすごいなと思いました」
(介助犬のサポートを体験した児童)
「近くに、(物をとることが)できる犬がいてとても安心しました」
身体障害者補助犬法は、不特定多数の人が利用する施設では、障害者の補助犬同伴の受け入れを義務づけていますが、法律が成立して20年以上たっても同伴拒否はなくなっていないといいます。
こうしたことも一因となり、介助犬や聴導犬の普及が進んでいないのが実情です。
(ドッグフォーライフジャパン 砂田眞希代表理事)
「こういう活動を通じて知っていただく機会をたくさん作って、これから増えていければいいなと思います」
主催者側は、こうした活動を通して補助犬についての理解が深まればと話しています。
リンク先はRSK山陽放送記事というサイトの記事になります。