2024/9/21 17:50
社会|災害
石川県の能登地方で21日に発生した線状降水帯に伴う豪雨で、同県能登町の障害者支援事業所に勤務する佐藤香苗さん(62)=同県珠洲市=は、利用者1人と連絡がつかない状態という。「聴覚障害者は避難指示を呼びかける放送は聞こえない。停電でテレビも見られず、情報が入らないのでは」と心配する。
佐藤さんはこの日午前8時ごろ、新聞を取りに外へ出たところ、すでに路面に茶色の濁流が流れていたという。その後、勤務先の障害者向け就労支援事業所「やなぎだハウス」に車で向かったが、途中で川が氾濫しており断念したという。
大雨で水があふれ、川のようになった道路=21日午前、石川県輪島市(住民提供)
その後、自治体と協力して施設利用者の安否確認を進めたが、「利用者は携帯電話を使っていない人が多い。停電もあって確認に時間を要した」という。
佐藤さんは「(地震からの復興に向け)生活の準備を整えていた時に、今度は雨でまた避難所に入るとなると精神的に不安」と話した。
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