ドラマ「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」(NHK総合、今冬放送予定)の撮影もしていました。
ななにーで、古着店ではしゃいでいた人とは別人の繊細でシリアスなやつをやってますよ。
僕は「コーダ」と呼ばれる両親がろう者で、その子供の役。耳は聞こえるので小さいときから手話で両親の通訳をしてきたという役なので、手話はそれなりに練習時間をとってやっています。
本当のろう者の方でお芝居の経験のある方だったり、お芝居されたことのないろう者の方もいらっしゃるので、普段演じているのと空気感とか間の取り方が違うんです。
なので、一緒にシーンを重ねていって作る役かなと思っています。
まだ撮影に入って半分くらいなんだけど、言葉を発しない手話に感情表現を乗せるのが初めてなので、例えば怒るシーンだと、今までのお芝居は声を張り上げたりするのが普通なんだけど、手話はそうはいかないのが印象的かな。
でも面白いのが、だんだん気持ちでやっていると、分かってくるんですよ。
結局話しているお芝居と変わらなくなってくるのが面白いところで。
だから人の気持ちって面白いなと思って。
言葉をセリフに乗せていても、やっぱりそこに感情がないと伝わる力は弱くて。
言葉を発していなくても、手話で気持ちを込めている方が人に伝わるという実感があるのが今回面白いなと思ってる。
手話通訳士として僕は法廷に立つんだけど、やっぱり緊張感はあって、そういうシーンも撮れている。殺人事件の謎解きみたいな部分でも楽しめるんじゃないかなと思います。
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