2025年1月24日 23時01分
中日の福敬登投手(32)が24日、名古屋市千種区の県立名古屋聾(ろう)学校を訪れ、生徒90人と交流し、背水の陣で今季に臨む考えを明かした。

生徒と集合写真を撮る福
神戸西高時代に手話を学んだ経験があることがきっかけで同校と交流が始まった。福が生徒をバンテリンに招待する企画が2022年からスタート。この日は同校を訪れ、ゲームやキャッチボールで楽しい時間を過ごした。それが取材に移ると、表情は一気に引き締まった。「交流が来年以降も続けられるようにしたいですね。今年がターニングポイントだと思っています」。
国指定の難病「黄色靱帯(じんたい)骨化症」から復帰して2シーズン目となった昨季は13試合の登板にとどまった。「自分自身このオフが最後かもしれないと思って過ごしてきました。若い子が台頭してきてそこに負けたくないという気持ちもある。引退しろとか言われることもあるけど、そこにあらがいたいですね」と力強い。
昨年末までは名古屋市内のジムで一般客に混ざり汗を流した。「見られているプレッシャーを感じながらやりました」。年明けは古巣のJR九州で約2週間で名物の超ハードトレに参加した。招待プロジェクトは例年5、6試合企画されている。「そこにまずは1試合投げられるように頑張りたい」。来年も必ず笑顔で再会する。
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