遮音用の耳当てを子どもに渡す日本ミュージックフェスティバル協会のスタッフら=新潟県湯沢町で2026年7月24日午前11時45分、入江直樹撮影

音楽フェスでの子どもの難聴、耳当てで防ぐ 広がる貸し出し

2026/10/3 08:45(最終更新 10/3 08:45)

遮音用の耳当てを子どもに渡す日本ミュージックフェスティバル協会のスタッフら=新潟県湯沢町で2026年7月24日午前11時45分、入江直樹撮影

遮音用の耳当てを子どもに渡す日本ミュージックフェスティバル協会のスタッフら=新潟県湯沢町で2026年7月24日午前11時45分、入江直樹撮影


 全国各地で開かれる野外音楽フェスティバルに参加する親子連れが増える中、子どもの難聴を防ごうと、遮音用のイヤーマフ(耳当て)を無償で貸し出す動きが広がっている。

 7月下旬、新潟県湯沢町で開かれた国内最大規模のフェス「フジロックフェスティバル」。前夜祭を含む4日間の開催で、延べ約12万3500人(主催者発表)が集まった。

 東京都杉並区の主婦、川添友里絵さん(39)は会場内のブースで、7歳と5歳の兄弟の耳当てを借りた。「(自前のものを)忘れたり、なくしたりすることがあったので助かる。(子連れで参加する)ハードルが下がるし、フェスに対する安心感も増す」と歓迎する。

 

WHOも警告

 日本耳鼻咽喉(いんこう)科頭頸(けい)部外科学会の広報委員長で、東京女子医大の水足邦雄教授によると、音を感じ取る「有毛細胞」は相当量の騒音で、傷ついたり死滅したりする。

 再生しないため、子どもの場合、早い時期に治せないレベルの難聴になる恐れがあるという。世界保健機関(WHO)も大音量の音楽に長時間さらされることで聴力を失う危険性について警告している。

左が正常な有毛細胞。音によるダメージを受けると、中央から右にかけて聴毛が脱落し、配列も乱れる=水足邦雄教授提供

左が正常な有毛細胞。音によるダメージを受けると、中央から右にかけて聴毛が脱落し、配列も乱れる=水足邦雄教授提供

 

記事のポイント! 

大音量の音楽に長時間さらされると、音を感じ取る有毛細胞が傷つき、難聴につながる可能性があります。特に子どもの聴覚を守るため、音楽フェスでイヤーマフを無償貸し出しする取り組みが拡大。音響障害を防ぎながら、親子で安心して音楽を楽しめる環境づくりが進んでいます。

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気になる症状がある場合は  

聞こえに不安がある場合は、早めに耳鼻咽喉科への相談をおすすめします。


原文掲載元はこちら

 https://mainichi.jp/articles/20260930/k00/00m/310/133000c

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