パトカー「緊急」光で区別 新型赤色灯

パトカー「緊急」光で区別 新型赤色灯

2024/11/13 05:00

聴覚障害者に配慮 

新型(左)と従来の赤色灯を説明する後藤課長(岐阜聾学校で)
新型(左)と従来の赤色灯を説明する後藤課長(岐阜聾学校で)

 聴覚障害者が「緊急走行中」と「パトロール中」のパトカーを区別できるよう、新型の赤色灯を載せたパトカーを県警が導入した。東海3県で初という。

 従来の赤色灯は0・5秒周期で回転しながら点灯する。一方、新型はパトロール時は2秒周期で蛍の光のようにゆっくりと光り、緊急時は0・5秒周期と切り替えられ、サイレンの音が聞こえなくても視覚でパトカーの状況を判断できる。

 全日本ろうあ連盟から、音が聞き取れなくても見分けが付くようにしてほしいという要望があり、全国的に導入が進んでいる。県警は10月下旬に岐阜南署、北方署で運用を始め、岐阜羽島署、可児署などでも配備を予定しており、計7台を使用するという。

 11日には県立岐阜 聾ろう 学校(岐阜市)で新型赤色灯のパトカーが披露された。小学部6年の男子児童(12)は「分かりやすくなって、とても良いと思った」と語った。

 岐阜南署地域課の後藤宏予課長は「優しい光なので、安心感にもつながると思う」と話した。


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