動画やラジオ、通話にも!Android上の「あらゆる音声に字幕」を付けられる機能が便利すぎた

動画やラジオ、通話にも!Android上の「あらゆる音声に字幕」を付けられる機能が便利すぎた

著者:David Nield– Lifehacker US [原文]
翻訳:ライフハッカー・ジャパン編集部
2024.12.18 lastupdate

Image: ライフハッカー・ジャパン編集部「文字起こし機能の活用法」

あまり知られていない機能かもしれませんが、「自動字幕起こし(Live Caption)」はAndroidでのAI活用として、間違いなく便利な機能の1つ。

この機能は名前のとおり、音声や動画、そしてPixelスマートフォンでは通話の内容にも、リアルタイムで字幕を表示してくれます。

AIを活用した音声認識機能のおかげで、使用しているアプリや視聴中のメディアが字幕を提供していなくても、自動的に字幕が表示されるのです。


「自動字幕起こし」のメリット&機能を有効にする方法

必ずしも100%正確というわけではないですが、大抵の場合、十分な内容を把握できる精度を誇り、Googleは「自動字幕起こし」の精度向上を定期的に行なっています

また、音声を別の言語に翻訳し、その言語で字幕を表示することも可能です。

この機能は聴覚に障害のある人にとって役立つのはもちろん、公共の場でヘッドホンなしに動画を見たり、ポッドキャストを聞いたりする場合に便利。たとえば、講義室や図書館、飛行機、地下鉄の車内などでも気軽に利用できます。

設定手順は以下のとおり。

設定手順

Androidで「自動字幕起こし」を有効にするには、設定メニューから行ないます。

Pixelの場合は「アクセシビリティ」→「自動字幕起こし」と進み、Samsung Galaxyの場合は「アクセシビリティ」→「聴覚サポート」→「自動字幕起こし」と進みます。

今後説明する手順はPixelデバイスを基準に説明していますが、Samsungやほかのメーカーのスマートフォンでもほぼ同じ手順で利用可能です。


「自動字幕起こし」設定画面でできること

「自動字幕起こし」の設定画面では、機能のオン・オフを切り替えるスイッチ以外にも、さまざまなオプションを設定できます。

「言語と翻訳」をタップすると、対応する言語を選択したり、音声をリアルタイムでほかの言語に翻訳する設定が可能です。

メインの設定画面に戻り、「検出された言語を提案」を有効にすると、Androidが聞き取った言語を判別し、必要なファイルを自動的にダウンロードしてくれます。また、不適切な言葉を隠すオプションや、笑い声、拍手、音楽といった「音のラベル」を字幕と一緒に表示するオプションも。

さらに、「字幕の設定」をタップすると、字幕の表示スタイルを細かくカスタマイズできます。文字サイズ、スタイル、色、不透明度を自由に調整可能。また、アプリごとに設定されている字幕スタイルをそのまま適用するプリセットオプションも選ぶことが可能です。


通話に字幕も付けられる!


驚くべきことに、Pixelスマートフォンを利用している場合、通話にも字幕を付けることも!

「通話を字幕化」を選択すると、すべての通話に自動的に字幕を表示するか、毎回確認するよう設定できます。

また、この設定では、通話中に音声ではなくテキストで応答する機能も利用が可能。入力したテキストを音声として読み上げる合成音声の種類を選択することもできるので、実際に話すことなくスムーズに通話を進められるというわけです。


「自動字幕起こし」の使い方

「自動字幕起こし」の使い方

スマートフォンの設定で「自動字幕起こし」を有効にしたら、オーディオブックやYouTube動画など、画面上で再生を開始するだけで字幕が表示されます。

画面上部には「自動字幕起こしが有効」という通知が表示され、そこをタップして「オフ」を選択すれば、カンタンに字幕を無効にすることができます。

そして、「自動字幕起こし」のオン・オフにはもう1つ方法が。

音量ボタンを押して音量スライダーを表示し、その下にある3つの点をタップすると「自動字幕起こし」ボタンが表示されます。この機能は設定で「音量コントロールに自動字幕起こし」を有効にしている場合に使えます。なお、初期設定では有効になっています。

字幕が初めて表示されるとき、字幕の下にツールバーが一時的に表示されます。このツールバーは、字幕バブルをタップすることで再度呼び出せます。

言語ボタンをタップして字幕の言語を変更したり、パレットボタンをタップして字幕のスタイルをカスタマイズしたり、3つの点をタップしてそのほかの「自動字幕起こし」設定にアクセスすることが可能です。


位置やサイズのカスタマイズも


字幕の位置を変更したい場合は、字幕をタップして長押しし、好きな場所にドラッグすればOK。また、字幕オーバーレイのサイズを拡大したい場合は、字幕を一度タップして下部のハンドルをドラッグするか、ダブルタップで字幕バブルを拡大または縮小することもできます。

字幕は、音声が再生されている限り、アプリを切り替えたりホーム画面に戻ったりしても画面上に表示され続けます。このため、マルチタスク中でも利用可能なんです。

ただし、「自動字幕起こし」を有効にすると、スマートフォンのバッテリー消費が速くなる点には注意が必要。

また、音声データや字幕、入力したテキストによる応答はすべて端末内で処理され、Googleに送信されることはありません。つまり、プライバシーを確保しながら、安心して利用できる仕様となっています。


リンク先はLIFEHACKERというサイトの記事になります。


 

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