手話ライブ 熱い師走 来月7日、川崎のクラブチッタ 17グループ出演

手話ライブ 熱い師走 来月7日、川崎のクラブチッタ 17グループ出演

2024年11月7日 07時41分

音楽に合わせた手話歌のパフォーマンスを披露するNyankoさん
音楽に合わせた手話歌のパフォーマンスを披露するNyankoさん=市役所で

 聴覚障害の有無を問わず楽しめる国内最大級のチャリティー手話ライブ「D'LIVE(ドライブ)」が12月7日、川崎市川崎区のクラブチッタで開かれる。来年は11月に聴覚障害者による国際スポーツ大会「デフリンピック」の夏季大会が東京で開かれ、ドライブも20回目を迎える。主催者らは「今回のイベントを盛り上げて弾みを付けたい」と意気込んでいる。(北條香子)

 横浜市港北区などで自動車教習所を運営するコヤマドライビングスクール(東京都渋谷区)が、障害のある人向けの自動車教習を始めたのをきっかけに、2004年から開催。障害者週間(12月3~9日)に合わせた年末恒例のイベントになっている。

 川崎市立川崎高校福祉ボランティア部や慶応大、横浜国立大などの手話サークルの約70人がボランティアとして参加し、収益は聴覚障害者支援に役立てられてきた。しかし、コロナ禍のため20年、21年は中止に。再開後はボランティアの学生の顔触れが大幅に入れ替わるなどし、「それまで築き上げてきたものが振り出しに戻された」と同社の担当者は話す。このため、20周年の今年はあえて節目とせず、20回目を迎える来年に向けた機運醸成を図る。

 今回はいずれも聴覚障害者を含む17グループが出演。スタッフのカウントなどの合図をもとに、音楽に合わせたダンスなどでステージに立つ。

 17回目の出演となるNyanko(にゃんこ)さんは、歌詞に込められた思いを手話に盛り込んだ「手話歌」やミュージカルを披露する。幼少期にほとんど聞こえなくなったにゃんこさんは「以前よりも手話が普及し、聴覚障害者への理解は広まりつつあると感じる。『かっこいい』『私も手話をやってみたい』と思ってもらえるパフォーマンスができるよう、頑張りたい」と手話で抱負を述べた。

 S席4千円、A席3500円(全席指定)で、ローソンチケットなどで販売している。問い合わせは事務局=電03(5459)8815=へ。


リンク先は東京新聞というサイトの記事になります。
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