長野市の善光寺にほど近い築120年の建物。かつては鮮魚店でした。
この場所で、ゲストハウスを開こうとしているのが岡谷市出身の竹花亮介さん31歳です。
補聴器をつけるとかすかな音が聞こえますが、音で距離の感覚を掴んだり、話し声を聞き取ったりすることは難しいという竹花さん。
いまは、ウェブメディアでのアルバイトのほか、聴覚障がい者の団体でも活動しています。
そんな竹花さんの趣味は「旅行」。
海外ではニュージーランドに1年間滞在したほか、タイやベトナムなど10か国を回り、国内も半分以上の都道府県を旅したといいます。
Qゲストハウスを作ろうと思ったきっかけは?
「旅行に行く私の場合は有名な観光地に行くより地域の人のおすすめを教えてもらって探したり食べたりするのが好きなので、その場でいろいろコミュニケーションできることが良かったんです」
手話に対応できる店がまだ少ないことから、手話ができる人もできない人も、誰もが旅を楽しめるようにしたいと、年内のオープンを目指しています。
「耳が聞こえない人、ろう者、難聴者もいますけども手話を勉強中の人もいると思います。手話を全く知らない人もいると思います、また外国人も。多種多様な人が混ざる場所というところにしたくて、安心して過ごせるような場所にしたいです。どんな人でも」
手話を通じた世界をさらに広げていこうと、いま、新たな一歩が踏み出されています。
最終更新日:2025年10月31日 22:07
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