記事 | オープンアクセス | 公開日:2024年10月1日
チントゥサ・モハナササン、ヤニナ・フェルス&サビーネ・J・シュリットマイヤー
科学レポート 14 , 論文番号: 22764 ( 2024 )
概要
静かな環境で会話中の話を聞き、その内容を記憶することは一般的な活動である。しかし、それに伴う認知的要求に関する研究は限られている。本研究では、静かなリスニング環境での2人話者の会話の記憶とリスニング努力に対する個人の認知機能の関連性を調査した。
会話内容の記憶とリスニング努力を探るため、二重課題パラダイムを採用し、参加者(n = 29)の作業記憶容量(操作スパン課題で測定)、注意(フランクフルト注意力目録2)、および情報処理速度(トレイルメイキングテスト)の役割を分析した。主要課題では、参加者は男性と女性の話者の会話を聞き、内容に関する質問に答えた。2人の話者の音声信号は、空間的に離れた場所(+ /- 60°)または同じ場所(0°)でヘッドフォンを通じて提示された。参加者は、リスニング努力を測定するために、二次課題として振動触覚パターン認識課題を同時に実施した。
結果は、注意力と処理速度が会話内容の記憶に関連しており、3 つの認知機能すべてがリスニング努力に関連していることを示した。心理測定の尺度を考慮すると、記憶のパフォーマンスとリスニング努力は、空間的に離れた話者と同位置にいる話者で同様だった。
この研究は、静かな環境での 2 人の話者による会話中の認知プロセスに関する貴重な洞察を提供する。
リンク先はscientific reportsというサイトの記事になります。(原文:英語)
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