2026/01/01 05:00
パナソニックは2026年、感覚過敏の人でも安心して過ごせるボックス型の設備「センサリールーム」の販売に乗り出す。光や音といった刺激などで体調が悪くなる人らが一時的に退避し、落ち着くためのもので、大阪・関西万博の会場約40か所にも整備され、活用された。今回は、大がかりな改装などが不要で、設置が簡易なボックス型の開発により、普及を図る。

パナソニックが発売予定のセンサリールームの室内=同社提供
販売するボックス型(幅1・9メートル、奥行き1メートル、高さ2・1メートル)は、周囲の音量よりも10デシベル程度静かで、音や光でリラックスできる環境も演出する。価格は1基300万~500万円程度を想定しており、オフィスなどでの利用を見込む。

パナソニックホールディングス本社(大阪府門真市)
同社によると、4人に1人は聴覚や視覚といった何らかの感覚が過敏で、周囲の騒音や強い光などによって疲れやストレスを感じているという。こうした刺激から退避できるスペースはセンサリールームとして欧米では普及が進むが、改装工事や費用がかさみやすい。日本では、サッカースタジアムや商業施設の一部で導入が始まったところだ。
パナソニックは24年に自社で手がける照明や音響設備などを生かす新たな取り組みとして、倉庫などをセンサリールームに改装する事業を始めていた。担当の三浦美賀子氏は「万博を契機に認知度が高まっており、誰でも安心できるインフラ空間として広めていきたい」と話している。
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