デフリンピックを知って 小学生らデフバスケ体験

デフリンピックを知って 小学生らデフバスケ体験

阿部浩明2025年8月23日 11時00分

デフバスケを体験する児童たち=2025年8月2日、大館市、阿部浩明撮影

デフバスケを体験する児童たち=2025年8月2日、大館市、阿部浩明撮影


 聴覚に障害があるアスリートの国際スポーツ大会「デフリンピック」に関心を高めてもらおうと、秋田県大館市でこのほど、デフバスケットボール男子日本代表の須田将広監督らを迎えて体験会が開かれた。

 11月に日本で初めて開催されるのを前に、バリアフリーのまちづくりを進める市が主催。石田健佑市長やミニバスケチームの小学生ら約50人が参加した。横手市出身で男子日本代表チームリーダーの石川友正さんたちが、身ぶりなどを駆使して意思の疎通を図るデフバスケの特徴を説明した。

 このあと子どもたちは試合に挑戦。パスする方向を指さしで伝えたり、アイコンタクトでコミュニケーションを取ったりしながら、「音のないコート」で連係プレーを成功させて楽しんだ。

 何度もシュートを決めた小学6年の大沢優菜さん(11)は「練習ではいつも大声でやりとりするので、障害者とうまくプレーできるか不安だったけど、いろんな手段で気持ちを伝えられることがわかってうれしかった」と息を弾ませていた。

 体験会に先立つ講演会では、「競技ルールは一般と同じ?」「試合で補聴器や人工内耳をつけてもいいの?」などをテーマにクイズ形式で学んだ。石川さんたちは「ろう者を尊重する気持ちが広がってほしい」と呼びかけた。


リンク先は朝日新聞というサイトの記事になります。


 

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