大型掲示装置やSTEAM教材の展示も充実――「NEW EDUCATION EXPO 2024」で見た教育の未来

大型掲示装置やSTEAM教材の展示も充実――「NEW EDUCATION EXPO 2024」で見た教育の未来

2024年07月09日 17時00分 公開
[石井英男,ITmedia]

 6月6日から8日の3日間、TFTホール(東京都江東区)で「NEW EDUCATION EXPO 2024 TOKYO」が開催された。NEW EDUCATION EXPO(NEE)は1996年に始まった教育関係者向けのイベントで、教育関連の講演会の他、教材やICT機器/ソリューションなどの展示会も併催されている。

 この記事では、NEE 2024 TOKYOにおける展示の中から、大型提示装置(電子黒板/大型ディスプレイ/プロジェクター)やSTEAM教育(※1)に関するものを紹介したい。

ソリューション展示のレポート

(※1)Science(科学)/Technology(技術)/Engineering(工学)/Arts(芸術・リベラルアーツ)/Mathematics(数学)に関する教育

NEW EDUCATION EXPO 2024 TOKYOの受付の様子
NEW EDUCATION EXPO 2024 TOKYOは6月6日から8日の日程でTFTホールで開催された

(中略)

ピクシーダストテクノロジーズのブースの様子
ピクシーダストテクノロジーズのブースの様子

 VUEVOには、会議用の「VUEVO Microphones」と窓口用の「VUEVO Display」の2つのソリューションが用意されている。VUEVO Microphonesは、会議の際にテーブルの中央に円盤状のマイクデバイスを置くことで、会議中に誰が何を話したかをリアルタイムに視覚化してくれるものだ。

 マイクデバイスを中心として、その話者の方向に色が塗られ、そこに話した言葉が表示されるため、議事録作成を効率化できる上、聴覚障害者ともスムーズなコミュニケーションが取れる。すでにさまざまな企業で導入されているとのことだ。

展示された黒い円盤状のデバイス「VUEVO Microphones」の写真
黒い円盤状のデバイスが「VUEVO Microphones」だ

会議中で発言した人の方向にその文字が出てくるPC画面の写真
このように会議中で発言した人の方向にその文字が出てくるので、議事録作成を効率化でき、聴覚障害者などともスムーズなコミュニケーションがとれる

 VUEVO Displayは、透明ディスプレイを利用した窓口用のソリューションだ。透明ディスプレイ上に音声会話の文字起こしと、その翻訳を字幕としてリアルタイムに表示するものだ。受付や窓口などの対面業務における他言語の話者や聴覚障障害者との円滑なコミュニケーションを実現できる。

透明ディスプレイを利用した「VUEVO Display」音声会話とその翻訳を字幕として表示した写真
こちらは透明ディスプレイを利用した「VUEVO Display」。音声会話とその翻訳を字幕として表示できる

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