[2026年6月25日8時0分]
鎌田式『百年健康』のつくり方<15>

70代前半の約半数、70代後半では約7割、80代になると約8割が難聴者に該当するというデータがある。英医学誌ランセットの「認知症のリスク因子」によると、認知症の最大リスクは「難聴」。
難聴なら認知症になるというわけではないが、日本では放っておかれがちなので気をつけたい。難聴があるのに補聴器を使っている人はたったの14%だという。テレビを大音量で聞くようになってきたら要注意。難聴があると、「か行」と「さ行」を聞きわけるのが難しくなってくる。加藤か佐藤かわからなくなったら要注意だ。
ぼくは補聴器をつけた
テレビ出演中に、複数の人の声が重なると聞きづらい。講演で会場からの質問が聞こえにくい。そんなことがあって、補聴器をつけるようになった。ものすごく生活が楽になった。
日本で補聴器があまり普及しない理由の1つに、通販などで購入し、うまく調整できずに結局使わなくなってしまうケースがある。補聴器は専門家を介して購入すべきだ。
補聴器で聞こえが解消されない場合は、耳鼻科を受診し人工内耳の手術も検討するといい。それほどリスクの高い手術ではない。90歳以上でも人工内耳の埋め込みをしてよく聞こえるようになり、人との会話を楽しめるようになった人がいる。
ウェルビーイング
人生100年時代、長く豊かに生きるためには、心と体が満たされていることが大事。補聴器は、心と体、人と人をつなげてくれる。聞こえの変化を感じたら、まずはかかりつけの耳鼻科医へ。
記事のポイント!
医師で作家の鎌田實氏が、難聴と認知症のリスクとの関係や、自身が補聴器を使い始めて生活が楽になった経験を紹介しています。補聴器は専門家による調整が重要であり、十分な効果が得られない場合には人工内耳という選択肢もあります。テレビの音量が大きくなった、言葉を聞き分けにくくなったなど、聞こえの変化を感じたら、放置せず耳鼻科に相談することが大切です。
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気になる症状がある場合は
聞こえに不安がある場合は、早めに耳鼻咽喉科への相談をおすすめします。
原文掲載元はこちら
https://www.nikkansports.com/leisure/health/news/202606240000763.html
