補聴器と人工内耳はどうやって選んだら良い？

先ずは補聴器ですが、補聴器を選ぶ上で大切となるのが、「補聴器を使う人に合った補聴器」を選ぶことです。

①聴力
先ずは自分の聴力を知ること。

正確な聴力を測定するためには、測定機器や防音設備や整った耳鼻科医院や補聴器専門店で聴力測定をしてもらってください。

補聴器には軽度難聴用、中等度難聴用、高度難聴用、重度難聴用と補聴器から出せる音の大きさにより4つの種類があります。補聴器は”大は小を兼ねない”ので、自身の聴力に合った補聴器を選ぶことが重要です。

②生活環境とライフスタイル
補聴器を使用する方の生活環境やライフスタイルにより、補聴器を使用する目的が異なってきます。

補聴器にはさまざまな種類があり、補聴器を使用する目的に合わせて必要な機能・性能を搭載している補聴器を選択します。

③効果測定
補聴器は購入したその日から、100％満足する聞こえを得ることはできません。

補聴器は補聴器を使う方の、聴力、生活環境やライフスタイル、そして言葉の聞き取り能力に合わせて調節し、補聴器の持つ性能を限りなく100％に近い状態に持っていきます。

そのためには測定機器を使った客観的評価『効果測定』を行い、補聴器をつけたときとつけていないときの言葉の聞き取り能力を比べることで補聴器をしっかりと調整することがとても重要となります。

補聴器を選択する際は、上記3つのポイントについて、しっかりと対応できる知識と技術をもった認定補聴器技能者がいる補聴器販売店や、認定補聴器専門店をお勧めします。


続いて人工内耳です。

人工内耳は外科的手術が必要になることから、製品だけではなく、手術を行う病院、そして手術後は継続して聞き取りの訓練が必要となるので言語訓練をしっかりと行ってもらえる病院か、もしくは言語訓練を行う施設と連携があるかなどが重要になります。

人工内耳の手術を行っている病院とリハビリ施設の情報はこちら（一般社団法人 人工内耳友の会 ACITA HP）

製品は補聴器と異なりメーカーは3社、製品も基本最新の機種を使用するので選択肢は限られています。各社の特徴について詳しくは病院の先生にご相談ください。

アドバンスト・バイオニクス HPはこちら

コクレア HPはこちら

メドエル HPはこちら

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