口約束から生まれた『千本桜』と『お祭りマンボ』の奇跡—— 障害・ジェンダー・年齢を超えたステージを、手話・音声ガイド、生配信でも届ける「誰も取り残さない」インクルーシブエンタメ!
一般社団法人Get in touch
2026年7月22日 12時00分
今年で10年目を迎える「まぜこぜ一座」の公演『月夜のからくりハウス』は、今年で一旦一区切りです。
この公演は、障害や病気、国籍、性別、セクシュアリティ、年齢など、さまざまな違いのあるプロのパフォーマーたちが、一緒に創り上げる「まぜこぜ」のエンターテインメントです。
手話通訳や音声ガイド、文字通訳、デジタルパンフレット、会場のバリアフリー化が「特別な配慮」ではなく、ごく自然に存在する舞台。「インクルーシブなエンターテインメントとは何か」を社会に問いかける、一つの宣言です。
こんな景色が少しずつ当たり前になったら、日本の文化はもっと豊かになるはずです。
そして、この舞台に有終の美を飾ってくれるのが、スペシャルゲスト小林幸子さん!
「誰もが一緒に楽しめる」ことを、皆んなと一緒に楽しんでいただきたいと思っています。

スペシャルゲスト 小林幸子さん

8/9「まぜこぜ一座」公演のフライヤー表

8/9「まぜこぜ一座」公演のフライヤー裏
東ちづる(俳優・一般社団法人Get in touch代表)より
◉ 奇跡のコラボの経緯
2017年に「まぜこぜ一座」を旗揚げしたときから、私には密かな夢がありました。「いつか、小林幸子さんと、このステージをご一緒したい」と。
その夢が、この夏、思いもよらない形で叶います!
春にお仕事をご一緒した際、「8月9日は、できれば空けておいてください」とだけお願いしました。出演依頼ではありません。公演を観ていただきたかったのです。
ところが先日、幸子さんから「ちーちゃん、8月9日はどうすればいいの? マネージャーが仕事を入れてしまうから」とメッセージが届きました。
私はもちろん「お仕事を優先してください」と返信しました。
すると返ってきたのは、「何言ってんの? 空けて欲しいって言ったじゃない。参加するわよ」という返事。
思わず「えええええ!?」と返すと、「迷惑じゃなければ参加するわよ」と!
すぐに電話をした結果、小林幸子さんが『千本桜』を歌い、フィナーレでは出演者全員と『お祭りマンボ』を歌い踊ってくださることになりました!
実は、私はとても遠慮がちにお願いしたのです。すると、幸子さんは「何言ってんのよ〜。何千回『お祭りマンボ』を歌ってきたと思ってんの!?」と大笑い。
それはもちろん知っていますが、そういうことではなく……と、モゴモゴしている私の心配を察したのでしょう。「ギャラはいらないからね」と、申し出てくださいました。
「ああ、小林幸子さんはスターだからすごいだけではなく、約束を大切にする人だからこそ、人の心を動かすのだ」と、しみじみ思いました。
◉ 10年目の決意と、ミライへつなぐインクルーシブな挑戦
エンタメのアップデートは社会のアップデート
今回めざしたのは、手話通訳や音声ガイド(バリアフリー活弁士が視えない方に音声で舞台状況をガイド)、文字通訳、デジタルパンフレット、そして会場のバリアフリー化。
さらに、初めて、一週間のアーカイブ付き生配信にも挑戦します。その生配信も、手話通訳付き配信と音声ガイド付き配信があります。
地方にお住まいの方、障害や難病などで外出が難しい方や、そのご家族など、劇場まで来ることが難しい方。どこにいても、この「まぜこぜ」の空気を一緒に感じていただきたいのです!
これは「福祉対応」ではなく、エンターテインメントのアップデートです。
エンタメのアップデートは、社会のアップデートにつながります。
ここまでをめざすエンターテインメントは、まだ決して多くありません。
話題にすることで、参加をすることで、未来のエンターテインメントを、「まぜこぜの社会」を、一緒につくることができるのです。そんなポジティブな協働が当たり前になれば、日本の文化はもっと豊かになるはず……
その意味でも、今回の公演は決して「一夜限り」で終わらない、ミライに続く大きな価値を持つはずだと、私たちは信じています。
8月9日。長崎被爆の日。
過去を忘れず、今を見つめ、ミライへ願いをつなぐ夜。
会場で。そして、生配信で。そして、アーカイブで。
まぜこぜ一座の集大成、そして新しい希望への幕開けを、ぜひ目撃してください!
俳優・一般社団法人Get in touch 代表 東ちづる

東ちづるの写真

まぜこぜ一座の写真
◉ 小林幸子さんからのメッセージ
ちーちゃんに、会う度に「さっちゃんとエンタメ活動を、いつか一緒にやりたい!」とチラチラと囁かれていました。
そして、ちーちゃんの人生駆けてのイベントだという話を聞き、心意気に感動し、
同じ一人の人間として、参加したくなりました!
私もステージを作り上げる大変さはよくわかります。
毎回毎回、ひとつひとつ丁寧に、出演する方、観る方の両方の気持ちに寄り添い、全力で向き合っているちーちゃんと、今回は私も一緒に楽しみたいと思います。
ひとりでも多くの方に『まぜこぜ一座』の魅力が届き、この公演の意義が広がりますよう、私の参加が一助になれば幸いです。

スペシャゲスト小林幸子さん
記事のポイント!
障害や病気、国籍、性別、年齢など、さまざまな違いのあるプロの表現者が共演する「まぜこぜ一座」の集大成公演です。会場では手話通訳や文字通訳、聴覚障害者優先席が用意され、手話通訳付きの生配信と1週間のアーカイブ配信も実施されるなど、聞こえに不安のある方も楽しめるインクルーシブな舞台となっています。スペシャルゲストの小林幸子さんによる「千本桜」や、出演者全員との「お祭りマンボ」も見どころです。
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