椎木慎太郎2025年10月1日 11時00分

手話で「デフリンピック」を表現する高桑昭紀選手(左)と石川県の馳浩知事=2025年9月30日午後、県庁、椎木慎太郎撮影
【石川】11月に東京などで開かれる聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック」のライフル射撃競技に出場する高桑昭紀選手(84)が9月30日、県庁を訪れた。高桑選手は「50年以上の射撃歴を糧に、優勝を目指す」と馳浩知事に意気込みを語った。
県によると、高桑選手はデフリンピックに出場した日本選手で過去最高齢という。20代の頃に趣味で射撃を始め、大会にも出場してきた。6年ほど前から聴力が低下し、今は右耳がほとんど聞こえず、左耳に補聴器をつけているという。デフリンピックは初出場となる。
高桑選手が挑むのは「50メートルライフル伏射」という種目。全国大会の80歳以上のクラスで4連覇している。「今回は年齢は関係なし。負けられない」と話す。馳知事は「若いもんを蹴散らす活躍をしてほしい」と激励した。
今回のデフリンピックは11月15日からの12日間で約3千人の選手が参加する。ライフル射撃競技は16~25日、ナショナルトレーニングセンター・イースト(東京都北区)で開催される。
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