両耳に補聴器 バスケ日本代表の津屋選手「突き進めば壁越えられる」

両耳に補聴器 バスケ日本代表の津屋選手「突き進めば壁越えられる」

野田佑介2025年8月9日 11時00分

記念撮影をする津屋一球選手(中央)=2025年8月1日、青森市、野田佑介撮影

記念撮影をする津屋一球選手(中央)=2025年8月1日、青森市、野田佑介撮影

 ハンデを抱えながらプロバスケットボール選手になり、今年2月に日本代表としてアジアカップ予選に出場した青森市出身の津屋一球(かずま)選手(27)が1日、青森県庁を訪れて宮下宗一郎知事らと面会した。津屋選手は「子どもたちに夢を与えられるような選手になりたい」などと抱負を語った。


難聴の選手が史上初のバスケ日本代表 リスク覚悟で挑戦やめない意味


 バスケットボールBリーグ1部(B1)の三遠(さんえん)ネオフェニックスに所属する津屋選手は、生まれつきの難聴を抱え、両耳に小さな補聴器を着けてプレーする。だが、そんなハンデをものともせず、これまでバスケットボール選手としてのキャリアを着実に積み重ねてきた。

 人気漫画「スラムダンク」の影響で、小学4年で競技を始めた。高校は全国大会常連の京都・洛南へ進学し、世代別の日本代表にも選ばれた。東海大では4年時に主将を務め、全日本大学選手権で優勝を成し遂げた実績を持つ。

 身長191センチのシューティングガード(SG)。3点シュートと高い守備力が持ち味だ。この日、「(3点シュートの)ランキングでもっと上にいけるようにしたい」と意気込みを語った。

 オンラインサロンの運営や寝具のプロデュースを手がけるなど、経営者の一面も持つ津屋選手。障がいのある人へのメッセージを求められると、こう力を込めた。

 「目標を持って、そこに突き進む。(周りから)何と言われようが、自分がやりたいと思ったことを目標に向かって常に頑張っていれば、壁は簡単に越えられる」

 三遠では、名字の「つや」にちなんで背番号は「28」を付ける。


リンク先は朝日新聞というサイトの記事になります。


 

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