荒巻俊 の意見 • 4 日
飼い主に見放された過去の傷から心を閉ざしていた聴覚障害のある犬マミーが、ボランティアとの外出を通じて1年ぶりに笑顔を取り戻し、新しい家族を待っている。
23日、中国メディアは、現地の保護犬団体ボーダーテイルズレスキューがソーシャルメディアを通じて、聴覚障害を持つピットブルのミックス犬、マミーの胸が痛む話を共有したと報じた。
マミーは保護施設で約2年半を過ごした後、新しい家族の元へ旅立ったが、わずか6か月で再び施設に戻ることになった。信頼していた家族に見放された衝撃は大きく、消えない心の傷を残したとみられる。

引用:Instagram
保護施設の関係者によると、マミーは本来おとなしい性格だが、再び施設に戻った後は極度の不安症状を示し、人間に対して強い警戒心を抱くようになったという。
見知らぬ人が近づくと体を硬くし、触れることも許さない防御的な態度を示すようになり、新たな譲渡先を見つけることは一層難しくなった。
保護施設のハーレイ・グッドマン・ガルシア代表は「マミーは一度信頼した相手には惜しみなく愛情を注ぐ性格だが、人々は表に現れた緊張した様子だけを見て引き返してしまう」と残念がった。
厳しい状況が続く中、マミーに思いがけない転機が訪れた。長年にわたり保護犬の支援活動を続けてきたエリック・ノクソン氏とジョーイ・マスロスキー氏が施設を訪れたのだ。
2人はマミーを施設の外へ連れ出し、約1年ぶりとなる外出の機会を与えた。マミーはペット用品店でおもちゃやおやつの匂いを嗅ぎながら徐々に緊張をほぐし、散歩では当初のゆっくりとした歩き方から一転し力強く野原を駆け抜け始めた。
エリック氏は「マミーはどの犬よりも素晴らしく走った」と言い、「この子に本当に必要なのは環境の変化ではなく、待ってくれる忍耐とそばにいてくれる仲間だと気づいた」と伝えた。
現在、マミーは再び保護施設に戻り、新しい家族を待っている。聴覚障害があり敏感な性格のため、子供や他のペットがいない静かな環境でマミーが適応する時間と空間を与えてくれる飼い主が必要だ。
保護施設側は、マミーが再び返還されれば深刻な影響が懸念されるとして、譲渡に慎重な姿勢を示している。
最近公開された写真の中で、マミーは「耳は聞こえないが、愚かではない」という文句が書かれた虹色の首輪をつけて明るく笑っている。
音を聞くことができないマミーが、世界の温もりを全身で感じながら、最後まで共に過ごす本当の家族と出会えることを、多くのネットユーザーが願っている。
記事のポイント!
聴覚障害のある保護犬マミーは、一度迎えられた家族のもとから再び施設へ戻されたことで、人への警戒心を強めていました。けれども、ボランティアとの外出をきっかけに少しずつ緊張をほどき、約1年ぶりに笑顔を見せます。音が聞こえなくても、安心できる相手や環境があれば心を開いていけることを伝える、温かくも考えさせられる記事です。
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