手話で電話、県庁へ気軽に 通訳オペレーター介して問い合わせ可能に

手話で電話、県庁へ気軽に 通訳オペレーター介して問い合わせ可能に

富田祥広2025年4月17日 10時30分

「手話で電話」の利用イメージ=鳥取県提供

「手話で電話」の利用イメージ=鳥取県提供


 聴覚が不自由な人や発話が難しい人も、気軽に手話で電話して――。鳥取県はネットのビデオ通話機能を使い、県のウェブサイトから手話通訳オペレーターを介して県庁の窓口担当者に問い合わせできる仕組みを導入した。サイト上の専用のボタンをクリックするだけで、担当者とリアルタイムでつながる〝電話のバリアフリー〟だ。

 利用方法は、①パソコンやスマートフォンなどで県のサイトにある「手話で電話をする」のボタンをクリック②ビデオ通話で手話通訳オペレーターにつながり、問い合わせ内容を手話で伝える③オペレーターが県庁の窓口担当者らに問い合わせ内容を伝え、回答を聞き取る④オペレーターが利用者に回答を手話で伝える――という流れだ。

 この仕組みで県が活用するのは、一般財団法人「日本財団電話リレーサービス」(東京)が提供するサービス。本来は利用には事前登録が必要だが、県の「手話で電話」は事前登録なしで利用できる。通信料はかかる。

 9日から障がい福祉課と福祉保健課のページに専用のボタンが掲載された。今後、掲載するページを増やし、福祉関係だけでなく、様々な問い合わせに対応する。県の担当者は「ファクスやメールでの問い合わせに不便を感じていた人も簡単に通話できる。気軽に利用してほしい」と呼びかけている。


リンク先は朝日新聞というサイトの記事になります。


 

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