2026/10/06

中央図書館のカウンターに置かれている「ゆびさし こみゅにけーしょん しーと」
松本市立図書館全11館は、指さすだけで要望を伝えられる「ゆびさし こみゅにけーしょん しーと」を導入した。イラストと一緒に「かりる」「かえす」などの平仮名とそれを意味する英単語が書かれている。障害の有無や年齢、国籍を問わずいろいろな人に、快適に図書館を利用してほしいと願っている。
A3判ほどのシートの裏表に、本を借りる時に必要な情報や図書館で利用できるサービスなどに関する65項目をまとめた。カラフルに色分けしており、見やすい構成になっている。医療・健康面でのサービス向上を目的に、市立図書館の職員でつくる組織「健康・医療支援担当」に所属する中央図書館職員・正木里江さん(57)が、難聴の人がカウンターで苦労している様子を見て発案した。
埼玉県立図書館のシートを参考に作成し、7月末から導入。8月上旬に図書館のバリアフリーの専門家のアドバイスを受け、一部に漢字を使っていた表記を平仮名にして子供にも使いやすくした。
正木さんは「たとえ障害がなくても、言葉に出すことが苦手な人もいる。いろいろな人に使ってもらいながらバージョンアップを図っていきたい」と話している。今後、館内のいろいろな場所に置き、使い勝手を高めていく計画だ。
記事のポイント!
耳の聞こえづらい人との会話をリアルタイムで字幕表示することで、窓口での意思疎通を支援する取り組みです。難聴や聴覚障害のある人への情報保障だけでなく、聞き間違いの防止やプライバシーへの配慮にもつながる、行政における合理的配慮の具体例として注目されます。
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