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救急隊員が手話を学ぶ 郡山地方広域消防組合が講習会
02月10日 07時34分

郡山市などを管轄する郡山地方広域消防組合は、耳の不自由な人の救急搬送や応急処置に対応できるように、職員が手話を学ぶ講習会を定期的に開催しています。
今月5日には郡山消防署を会場に、聴覚障害者の支援などを行う市内のNPO法人と市の障がい福祉課の担当者が講師を務めて講習会が開かれ、救急などを担当する職員およそ10人が参加しました。
参加者たちは、講師の指導を受けながら、救急の場面で使われやすい医療や症状などに関する単語を手話で練習しました。
そのうえで、急病人役の職員を相手に覚えた手話でやりとりをしながら、救急搬送するまでの手順を確認しました。
参加者は、手話で「家族はいますか」とか「お薬手帳はありますか」などと話しかけたり、要望があった際に利用するスマートフォンを使った手話通話のサービスの使い方を学んでいました。
参加した人は「手話や身ぶり手ぶり以上に気持ちを伝える意思も大切だと感じた」とか「初めて手話を体験したが、がんばって学んでいきたい」と話していました。
郡山消防署救急係の森田昌之主任は「われわれが手話を学ぶことにより安心感を与えらると思う。『誰一人取り残さない消防』を目指しているので、隊員には覚えた手話を使ってほしい」と話していました。
リンク先はNHKというサイトの記事になります。
