聴覚障害者が取り組む「デフスポーツ」の支援を通じ、耳が聞こえないという意味の英語「 Deafデフ 」を広めようと活動する企業がある。
Deafと記したピンを作製し、選手に身につけてもらうことで、目にした人に障害への理解を深めてもらいたいと願う。
ピンを作っているのは、東京都足立区の「 PICピックPINピン 」。
ダーツ道具の製作会社を経営している芹沢甚太さん(48)が、2020年に設立した。
きっかけはコロナ禍だった。
ダーツを通じて知り合った聴覚障害者の友人から、外見では障害があるとわからないため、マスクをしていると声をかけられても気付かず、トラブルになることがあると聞かされた。
相手に耳が不自由であることが伝わるよう、「筆談しましょう」「耳が聞こえません」と書かれたプラスチック製のピンを考案。
マスクの上部などにクリップのように挟んで使える形状にして販売したところ、「障害があることが伝わって親切にしてもらえた」などと好評だった。
リンク先は讀賣新聞オンラインというサイトの記事になります。