柴犬

耳の健康が犬の生活全般に影響する?犬の耳の2大役割を解説

2026/06/23 UP DATE

耳の役割といえば「音を聞く」こと。ですが、耳は音を聞くだけではなく、脳や運動に重要な影響を与えているのです。そこで今回は、耳が果たす2つの大きな役割について、獣医師の大隅尊史先生にお話を伺いました。耳は、犬の生活全般に影響を与えているようです。


犬の耳の構造と2大役割

秋田犬の海くん

いぬのきもち投稿写真ギャラリー


犬の耳は、音を鼓膜へ伝える通り道となる「外耳」、外耳から伝わってきた音を増幅させる「中耳」、中耳から伝わってきた音を電気信号に変えて脳に送る「内耳」からなり、この仕組みで音が聞こえます。それに加え、内耳には体のバランスをとるための三半規管と前庭があり、これにより犬は平衡感覚を保っているのです。

この「音を聞く」「平衡感覚を保つ」という耳の2大役割は、犬の生活すべてに関係しています。犬が安心して過ごしたり、ゴハンを食べたり、運動を楽しんだりできるのは、耳の健康があるからなのです。


耳の役割(1)音を聞く

ごきげんなゆらちゃん

いぬのきもち投稿写真ギャラリー


耳から音が聞こえることは、犬の生活に次の効果をもたらすといわれています。


犬は音が聞こえることで安心できる

犬はさまざまな音を聞いて状況を理解しています。とくに家族の帰宅や話声、声のトーンなど、飼い主さんとのコミュニケーションにおいて音から得られる安心感は大きいです。心の平穏や安心感を得るのに、耳が大きくかかわっています。


飼い主さんとのコミュニケーションが円滑になる

犬は最大で900単語の言葉を聞き分けられるといわれています。ふだんの暮らしからトレーニングまで、音が聞こえるほど「さまざまな言葉の合図を使える」ことになり、愛犬とのコミュニケーションが円滑になるのです。絆も深まるでしょう。


脳が活性化する

犬はさまざまに聞こえてくる音からたくさんの刺激を得ています。聴覚をはじめとする五感からくる刺激は脳を活性化させ、認知機能にも影響を与えています。音が聞こえることによる円滑なコミュニケーションも同様です。


危険から身を守れる

犬は嗅覚と視覚で判断すると思われがちですが、聴覚も使って危険を察知しています。音が聞こえないと、車やバイクなどの音に気づけません。愛犬の安全を守るための「マテ」や「オイデ」などの制止や呼び戻しも、ハンドシグナルに加えて音が聞こえることで効果を発揮します。


耳の役割(2)平衡感覚を保つ

柴犬のラガーちゃん

いぬのきもち投稿写真ギャラリー


こちらも重要な役割を果たしています。


姿勢を保てる

耳にはバランス感覚をつかさどる前庭がありますが、前庭がうまく機能しないと眼振(がんしん)や頭の傾きがでてきます。重症になると正常に立つこともままならなくなります。


運動ができる

別名「動的平衡覚」と呼ばれることもある三半規管。犬が歩いたり走ったり、ジャンプしたりといった運動時に平衡を保てているのは、この三半規管がこれらの動きを感知して、電気信号に変えて脳に伝えているからです。


生活の質が保てる

前庭や三半規管が不調を起こすと、犬は船酔いしているような状態になります。気持ちが悪くなり、吐いてゴハンを食べられなくなることも。不調の原因が外耳である場合、耳のかゆみも抱えるので、大きなストレスにつながります。

重要な役割を果たす犬の耳、大切にいたわってあげましょう。

 

記事のポイント! 

犬の耳は、飼い主の声を聞いて安心したり、言葉によるコミュニケーションや危険の察知に役立ったりするだけでなく、内耳の前庭や三半規管によって姿勢や運動時のバランスも支えています。耳の不調が食欲や運動、生活の質にまで影響する可能性を知り、日頃から耳の健康に目を向ける大切さが分かる記事です。

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聞こえに不安がある場合は、早めに耳鼻咽喉科への相談をおすすめします。 


原文掲載元はこちら 

 https://dog.benesse.ne.jp/withdog/content/?id=218313&utm_campaign=article1&utm_medium=recommend&utm_source=headlines.yahoo

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