イラスト「聴力とソリューション」

「聞こえない人は、無音の世界にいる」という誤解

LoveMyHearing公式note
2026年8月17日 10:57

イラスト「聴力とソリューション」


聞こえのことで、なんだかもやもやしている。
そんな方に読んでいただけたらと思います。

最近、テレビの音が聞き取りにくい。
家族に聞き返すことが増えた。
あるいは、親の耳が遠くなってきた気がする。

でも、病院に行くほどでもない気がするし、
補聴器なんてまだ早い気もする。
どうしたらいいのか、よくわからない。

そういう、はっきりしない「もやもや」を抱えている方は、
とても多いです。

実は日本には、聞こえにくさを感じている人が
推定で1,600万人以上いると言われています。
そしてそのうちの9割以上が、
違和感を感じながらも「何もしていない」のが現状です。

今回はそんなふうに、聞こえのことで少し立ち止まっている方に向けて、
まず知っておいてほしいことをゆっくりお伝えしていきます。

最初にお話ししたいのは、聞こえについて多くの人がなんとなく抱いている「3つの誤解」についてです。

まずは、1つ目の誤解からご紹介します。

 

1. 「聞こえない」の中には、無数の段階がある

多くの方が勘違いしがちなこと。
それは、聞こえない人は「しんと静まりかえった無音の世界」に暮らしている、というイメージです。

音のない世界。完全な静寂。
テレビや映画がそうした描写を繰り返し描いてきたため、そう思ってしまうのも無理はありません。

ですが、実際はまったく違います。

そもそも「聞こえない」と「聞こえる」は、白か黒かの二択ではありません。その間には、無数のグラデーションが存在します。

  • 小さな音は聞き取りにくいけれど、大きな音は聞こえる方
  • 高い音は届かないけれど、低い音は聞こえる方
  • 静かな場所なら会話できるけれど、雑踏の中だととたんに聞き取れなくなる方
  • ある特定の高さの音だけが、すっぽりと抜け落ちている方

「聞こえにくい」と一言で括られる状態の中に、これだけ多様な聞こえ方が含まれています。
ほぼ無音の世界にいる方もいらっしゃいますが、それは無数にある聞こえ方のひとつに過ぎません。

また、意外に思われるかもしれませんが、聞こえにくい方の世界が「必ずしも静かとは限らない」という側面もあります。

聞こえの世界はとても多様で、一人ひとりまったく違うのです。

 

だからこそ、まずは「自分の聞こえ」を知ることから

もしこの文章を読んで「聞こえって、そういうことなのか」と少しでも思っていただけたなら、それが大切な第一歩です。

聞こえのことで不安や違和感を覚えたとき、いちばん最初に行うべきなのは、補聴器の購入でも慌てた対策でもありません。

まずご自身、あるいは身近な人の聞こえが「今どういう状態なのか」を正確に知ることです。


記事のポイント! 

「聞こえる」「聞こえない」は、白か黒かの二択ではありません。小さな音だけ聞き取りにくい、高い音が聞こえにくい、静かな場所では会話できても雑踏では難しいなど、聞こえ方は一人ひとり異なります。「聞こえない人は無音の世界にいる」というイメージを見直し、自分や身近な人の今の聞こえを知る大切さを伝える記事です。

関連ページ  

聞こえが気になる方は、以下のページも参考にしてください。

今の聞こえの状態を簡単に確認したい方へ
▶ 聞こえづらいと感じたときのセルフチェック

難聴の原因や種類を整理したい方へ
▶ 難聴とは?(原因・症状・種類)

まず何をすればよいか知りたい方へ
▶ 聞こえづらいと感じたときの対処法

補聴器の基本を知りたい方へ
▶ 補聴器の種類と選び方

 

気になる症状がある場合は  

聞こえに不安がある場合は、早めに耳鼻咽喉科への相談をおすすめします。 


原文掲載元はこちら 

 https://note.com/lovemyhearing_jp/n/nb9448ea361d8?rt=email&sub_rt=daily_report_followee_notes_card_2&position=2

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