脳が原因のめまいもある ~確認すべき危険な兆候~ 第5回

脳が原因のめまいもある ~確認すべき危険な兆候~ 第5回

めまいの重要な原因の一つに脳が原因となる脳血管障害があります。

脳血管障害と聞くと大変驚かれるでしょうし、「怖い」と思われるでしょうが、脳血管障害によるめまいが原因で救急受診や搬送されることは少なくありません。

実際、夜中や明け方に、天井がグルグル回るような回転性めまい発作が起きて、嘔吐(おうと)などがあると脳が心配になります。

このような状態に陥った場合はまず、めまい以外に体にしびれや力が入らないなどのまひがないか、これまで経験したことのない頭痛があるのかなどを確認してください。

自分では分かりにくいかもしれませんが、言葉がはっきりしないなど意識障害の兆候はないか、顔面や両手、両足の感覚や動きに左右の差がないかなども確認してください。

このような兆候が少しでもあれば、すぐに救急車を呼びましょう。

病院へ運ばれると、脳神経外科や脳神経内科などでまず画像検査であるCTやMRIなどを行います。

そこで脳出血や脳梗塞など、脳の血管に異常がないことが確認されると、めまいの発作を軽減するための点滴をするか、少し休ませてから自宅に帰します。

その段階で医者から「翌日、耳鼻科に行ってください」などと言われることが多くあります。脳に異常がないとなれば、耳が原因で起こるめまいが多いからです。

耳が原因のめまいの多くは前回触れた、良性発作性頭位めまい症やメニエール病、前庭神経炎です。

リンク先は時事メディカルというサイトの記事になります。
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