脳の"聞く力”を鍛え難聴を改善するブレインテックスタートアップ株式会社neumoに、バイオヘルスケアVCのD3LLCがシリーズA出資

脳の"聞く力”を鍛え難聴を改善するブレインテックスタートアップ株式会社neumoに、バイオヘルスケアVCのD3LLCがシリーズA出資

脳神経科学の応用し"聞こえ"を鍛え、認知症予防へ ~脳の音声処理に介入する聴力トレーニングアプリ「キクモア」の社会実装を加速~

D3 LLC
2026年4月23日 10時30分

バイオヘルスケア特化型ベンチャーキャピタルのD3 LLC(東京都渋谷区、マネージング・パートナー永田智也)は、運用するファンドを通じて、脳神経科学スタートアップ株式会社neumo(東京都渋谷区、代表取締役CEO:若林龍成、以下「neumo」)によるシリーズA第三者割当増資を引き受けました。

 

ブレインテックの黎明期から走り続けてきたチーム 

neumoは、UI/UXコンサルティングファームbeBitの共同創業者であった若林氏らが、2017年にbeBit社からスピンアウトして設立した、国内ブレインテックのパイオニアです。

創業以来、東京大学、京都大学、慶應義塾大学、産業技術総合研究所、国際電気通信技術研究所などの主要研究機関や、国内大手製薬・IT・メーカー各社との取引を通じ、脳神経科学の専門家として信頼を築いてきています。

neumoは、現在の科学水準で実装可能かつ社会的意義の大きい領域を探索し続けた結果、加齢に伴う「聞こえ」の課題に着目。聞こえの トレーニングアプリ「キクモア」の開発に至りました。

 

聞こえトレーニングアプリ「キクモア」:耳ではなく"脳"を鍛える 

耳ではなく"脳"を鍛える

加齢に伴う聞こえの課題は、耳だけでなく、音を処理する脳の働きの衰えにも起因します。「音は聞こえているのに、言葉が聞き取れない」という、いわゆる"隠れ難聴"に悩む方は、難聴と診断される方の2~3倍存在すると推定されています。

『音は聞こえているのに、言葉が聞き取れない』——加齢に伴う聞こえの課題は、耳だけでなく、音を処理する脳の働きの衰えにも起因します。キクモアは、この脳の"聞く力"をスマートフォンで鍛えるトレーニングアプリです。 ニューロフィードバック技術をベースに、聴覚野・前頭葉・脳幹を活性化します。

初期PoCでは、雑音下での聴き取り能力を示すSN比が3.1dB改善。加えて、「家族の声を聞き返さなくなった」「テレビの音量を下げても聞き取れるようになった」といった日常生活での効果も確認されています。     

聞こえに不安を感じても、できることは補聴器以外にほとんどありませんでした。キクモアは、補聴器の有無にかかわらず、脳の聞く力にアプローチする新しい選択肢です。   

 

認知症予防における有望な早期介入点としても大きな期待 

neumoの取り組みは、認知症予防の観点からも注目されています。2020年The Lancet誌掲載のレビュー論文(Livingston et al., 2020)では、難聴は予防可能な認知症リスク要因のうち最大の寄与度(約20%、同論文推定値)を持つと報告されています。     

アルツハイマー型認知症は診断時点で既に神経細胞の損失が進行しており、薬物療法では進行抑制にとどまります。一方、難聴は認知症発症に先行するケースが多く、「隠れ難聴」の段階から介入できる、数少ない現実的な早期アプローチとして期待されています。

WHOも2019年ガイドラインで難聴を認知症リスク要因と明示。社会的関心は急速に高まっています。

WHOのぺージ「認知機能低下および認知症のリスク軽減:WHOガイドライン」

 

記事のポイント!

耳だけでなく「脳の聞く力」に着目した新しい難聴対策として、聴力トレーニングアプリ「キクモア」が開発されています。音は聞こえているのに言葉が理解しにくい隠れ難聴に対し、脳の音声処理機能を鍛えることで聞き取り改善を目指す点が特徴です。実証では雑音下での聞き取り能力の向上も確認されており、補聴器に頼らない新たな選択肢として注目されています。また、難聴が認知症リスクに関与することから、早期介入の手段としても期待されています。

関連ページ  

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気になる症状がある場合は 

聞こえに不安がある場合は、早めに耳鼻咽喉科への相談をおすすめします。 


原文掲載元はこちら 

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000071827.html

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