障害の有無に関わらず一緒に学ぶ「インクルーシブ教育」をめぐり、東京都教育委員会が13日、都立高校と都立特別支援学校の一体的な運営を検討する方針を明らかにした。
都議会一般質問の答弁で、浜佳葉子教育長は「共生社会の実現には障害のある子どもと無い子どもが共に学び、相互理解を深めることが重要」と意義を説明した。
小中学校についても、今後、市区町村の教委の意見を踏まえて検討するという。
一体化を進め、児童生徒が障害の有無に関わらず一緒に学習することで、障害のある人もない人も生きやすい社会について理解を深めることができるとしている。
伊藤悠議員(都民ファーストの会)の質疑に、浜教育長は「区市町村や高校関係者などの意見を踏まえながら、高校などと特別支援学校との一体的な設置など、インクルーシブな教育の新たなあり方について検討していく」と答えた。
都立の特別支援学校は現在58校あり、来年4月には八王子南特別支援学校の開校を予定している。
一体運営の対象校や時期、方法などは、「効果的なやり方や課題の整理を進めながら検討していく」としている。
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